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太田経済産業副大臣がドイツのミュンヘンに出張しました (METI - 経済産業省

2023年9月8日

太田経済産業副大臣は、9月4日(月曜日)、9月5日(火曜日)、ドイツのミュンヘンを訪問し、「E-Fuels カンファレンス」に出席しました。また、ドイツのヴィッシング連邦デジタル・交通大臣、チェコのクプカ運輸大臣等と会談を行ったほか、国際モーターショー「IAAモビリティ2023」オープニングセレモニーへの出席・視察、現地日系企業の関係者等と意見交換を行いました。

1.e-fuelについてのこれまでの国際連携の取組

e-fuelについて、日本は本年のG7議長国として、気候・エネルギー・環境大臣会合において、その重要性や役割について各国と確認をし、コミュニケをとりまとめてきました。

また、本年4月に群馬県で開催されたG7のデジタル・技術大臣会合に併せ、西村経済産業大臣とドイツのヴィッシング連邦デジタル・交通大臣の会談を行い、日独で連携して、世界の議論を積極的にリードすることに合意したところです。

2.「E-Fuels カンファレンス」への出席

こうした中で、9月4日(月曜日)、ドイツのミュンヘンにおいて「E-Fuelsカンファレンス」(ドイツデジタル交通省主催)が開催され、日本からは、G7議長国として、太田経済産業副大臣が出席しました。
この会議は、合成燃料(e-fuel)に焦点を当てて多国間での意見交換をするもので、今回が初めての開催です。
11か国(ドイツ、日本、チェコ、モロッコ等)から約80名の産・学・官の関係者が参加し、航空・海運・陸上輸送等の様々な交通手段におけるe-fuelの利用、生産の可能性や課題、包括的な可用性のための解決策などについて議論し、知見を共有しました。

太田副大臣は、基調挨拶において、e-fuelの活用について、(1)ストック車両を含め幅広く排出削減に取り組むことができる、(2)貯蔵や運搬が容易である、(3)既存のインフラを活用できる、という3つの利点を述べました。また、今後に向けて、CO2の移動に伴う炭素会計や品質の標準化など、国際的な連携による課題解決の必要性を提起しました。

参加者からは、e-fuelの重要性を踏まえ、(1)e-fuelの製造に関する技術は既にあり、また、船舶、航空機、既存の自動車に使える技術である、(2)需要の安定化や生産規模の拡大、コストの削減に向けて、制度的枠組みや政府の支援が期待される、(3)安価な再生エネルギーを持つ国との技術的な知見の共有や、貿易の障壁を低減をしていく取組が重要、等の発言がありました。

e-fuelはカーボンニュートラルの実現のために必要であること、認知度の向上や国際的なルールや品質確保が重要であること、今回の会議を契機として国際的な連携の中で継続的に議論が進むことを期待すること、などが確認され、会議を終了しました。

3.ドイツ ヴィッシング連邦デジタル・交通大臣との会談

「E-Fuelsカンファレンス」を主催したドイツ・ヴィッシング大臣と、e-fuelの認知度向上のための国際連携、国際的なCO2の移動に伴う炭素会計のルールや品質の標準化、自動車分野の脱炭素化等について、意見を交わすとともに、日独が連携して国際的な対話を継続していくことを確認しました。

4.チェコ クプカ運輸大臣との会談

クプカ大臣との会談において、太田副大臣からは、脱炭素化に向け、多様な技術の活用が重要であると説明しました。クプカ運輸大臣からは、チェコ国内への日本の投資に対して歓迎の言葉に加え、e-fuelは船舶や航空機含めた運輸部門で不可欠な技術である旨発言がありました。

5.国際モーターショー「IAAモビリティ2023」オープニングセレモニーへの出席・視察

9月5日に開幕した国際モーターショー「IAAモビリティ2023」のオープニングセレモニーに参加したほか、企業ブースを視察しました。

 

6.現地日系企業等との意見交換

現地の日系企業等と会談し、各社のカーボンニュートラル戦略や欧州におけるビジネス状況・課題について意見交換しました。

担当

  • 資源エネルギー庁
    資源・燃料部 燃料供給基盤整備課 永井
    担当者:信末、長谷川
    電話:03-3501-1511(内線 4651~4653)

  • 製造産業局
    自動車課 戦略企画室 田邉
    担当者:関口、村上
    電話:03-3501-1511(内線 3831~3836)
    メール:bzl-efueltrip★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

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