Appleが、ゴーグル型空間コンピューティングデバイスであるApple Vision Proの廉価版を開発しており、2025年末までに登場させる予定だと報じられています。また、ハイエンドモデルの第2世代については開発が棚上げされている状態だとのことです。
Apple Suspends Work on Next Vision Pro, Focused on Releasing Cheaper Model in Late 2025 — The Information
https://www.theinformation.com/articles/apple-suspends-work-on-next-high-end-headset-focused-on-releasing-cheaper-model-in-late-2025
Report: Apple halts work on Vision Pro, aims to release cheaper Vision headset next year - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2024/06/18/apple-vision-cheaper-halts-work-pro-model-headset/
Apple Vision Proは2024年2月にアメリカで先行販売され、日本では2024年6月28日(金)から正式に販売されます。価格は税込59万9800円からとなっており、Apple製ハードウェアの中でも最高価格帯に位置するデバイスとなっています。
また、2024年6月に開催された開発者向け年次カンファレンス「WWDC24」では、Apple Vision ProのOSである「visionOS 2」が発表されました。
「visionOS 2」が登場、Apple Vision Proの空間コンピューティングを進化させる最新OS - GIGAZINE
Appleは通常、OSのメジャーアップデートをおよそ1年周期で、ハードウェアのメジャーアップデートをおよそ1~2年周期で行います。つまり、Apple Vision Proの第2世代2025年あるいは2026年に登場すると考えられます。
しかし、The Informationによると、Appleは第2世代Apple Vision Proの開発は行わず、1500ドル(約23万7000円)というより安価な廉価版Apple Vision Proの開発に注力しているとのこと。
Apple Vision Proの廉価版については、Apple Vision Proが発売される以前から登場がウワサされていました。
Appleの「Vision Pro」は廉価版モデルでもあまり安くない可能性 - GIGAZINE
The Informationは「Appleはもともとヘッドセットデバイスのラインナップを複数のモデルで構成するつもりだった」と報じています。しかし、Appleは第2世代Apple Vision Proに割り当てる従業員数を徐々に減らしており、廉価版の開発に人員リソースをより多く割いているそうです。ただし、Appleは「より安価でより軽量なApple Visionデバイスの開発」にかなり苦労しているようだとThe Informationは伝えています。
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