「技能実習生は本当に安価な労働力なのだろうか」。榛名山麓(さんろく)に位置する岩田養鶏場(群馬県榛東村)の岩田由弘社長(36)は、コロナ禍で行き場を失った30代のベトナム人技能実習生の男性を受け入れた。その経験から疑問が拭えないという。「奴隷制度」との批判もあった外国人技能実習制度は、新制度創設の検討が進む。現在、実習生を最も多く送り出しているのはベトナムだ。
男性は2019年10月に型枠施工の実習生として来日。福岡県内の建設会社で、実習していたが、同年末に一方的に実習を打ち切られてしまった。強制的に帰国させられそうになったところを技能実習生の支援活動を行う東京都内のNPOに保護された。
養鶏場が男性を受け入れたのは、NPOの活動を報道で知って感銘を受けた岩田さんの父親が「支援できないか」と申し出たのがきっかけだった。以前、別の国の技能実習生を受け入れたが、トラブルが多く、岩田さんは「受け入れはこりごり」という気持ちもあった。新しく受け入れたベトナム人男性は妻や子供を母国に残していた。事情を聴くと、出国する前に100万円ほどの借金をして来日していたようだった。
男性は在留資格「特定活動」で働くことになった。…
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