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高騰 電気料金高止まり 負担重く この冬乗り切るには|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

エネルギー価格の高騰が続いています。
29日発表された来年1月分の大阪ガスのガス料金は使用量が平均的な家庭で300円余り値上がりして7397円。
関西電力の電気料金は、すでに上限に達していて、横ばいのままとなっています。
30日からは気温の急降下も見込まれるなか、この冬は、家計への負担が重くなりそうです。

【福祉施設は電気代40%増】。
大阪市内にある障害者の施設では、去年の同じ時期と比べて電気代が40%以上も高くなり、使用する消耗品を安価なものにするなど、対応を検討しています。
大阪・北区の障害者施設では、日中や宿泊での介護サービスを提供していて、1日10人ほどが利用しています。
施設を利用する人の中には、重い障害のため「暑い」とか「寒い」といった意思表示をするのが難しい人も多く、施設では、宿泊用の10の部屋などであわせて17台のエアコンを使って一定の温度を保つようにしているということです。
施設によりますと、電気代の高騰の影響で、ことし9月までの半年間の電気代は、去年の同じ時期に比べて42%増えて、28万2000円となり、運営上の大きな負担になっているということです。
このため、施設では今後、▼提供する食事で使うコメやおやつ、それに▼消耗品をより安価なものするなどして経費を抑え、利用者の新たな負担にならないようにしたいとしています。
「生活介護ろじ〜な」を経営する田中博さんは、「利用者さんの体調面を考えるときに、事業所の都合だけで温度設定を変えると、体調が崩れることにつながりかねず、かなり気を遣っています。今後、さらに電気代が高騰して利益を圧迫していくのであれば利用者数を増やすなどの対策が必要になる」と話していました。

【電気代高騰 エアコンで節電】。
冬を前に、大阪・中央区の家電量販店では今月(11月)に入って、エアコンなど暖房器具の売り場を訪れる客が増えています。
店によりますと、今月に入ってからエアコンなど暖房器具の売り場を訪れる人は増えていて、エアコンの売り上げは今月は前の年の同じ月に比べ15%ほど伸びているということです。
このうち客の高い関心を集めているのが、立ち上がりが早く部屋を短時間で暖めることができる省エネモデルのエアコンです。
使用する電気料金を抑えつつ、部屋全体を快適な温度にするためAIなどの技術を使って効率的に暖めるタイプのほか、新型コロナの流行を受けて換気機能がついた機種についても問い合わせが多いということです。
また、充電式のバッテリーでベストの背中側についたヒーターが発熱する「着る暖房」としても注目を集めているということです。
エディオンもりのみや店の坂本務さんは、エアコンを使うコツとして「エアコンと一緒にサーキュレーターを使って暖かい空気を循環させたりするなど家電の組み合わせによって暖房効率よく電気代も抑えていけると思います。エアコンはモーターをまわす初動時が一番電力を使うので、1時間から2時間ほどの短い時間の外出はエアコンをつけたままにして、戻ってきたときに暖かい状態を維持するのが一番節電になると思います」とアドバイスしています。

【節約アドバイザーは】。
家庭で簡単にできる節電術について、消費生活アドバイザーの丸山晴美さんは冬の時期の電気消費量のおよそ3割を占めるエアコンの使い方をひと工夫するだけで、節電できるといいます。
丸山さんは「暖房の設定温度を20度を目安に使うことが望ましいです。エアコンの設定温度を1度下げると消費電力をだいたい10%削減することになり、21度から1度下げるだけでワンシーズンで1650円ほどの節約になる」と指摘します。
丸山さんが薦めるのは、ひとつの空間を何人かで共有する「ウォームシェア」という考え方です。
一人ひとりがそれぞれ別の部屋で暖房やテレビ、照明などの家電製品を使うのではなく、ひとつの部屋で一緒に使うことで節電効果が期待できるということです。
丸山さんは「ひとつの部屋で家族がそろって過ごすということをやっていただきたい。多くの家庭が意識することでこの冬の厳しい状況を乗り越えることができる」と話しています。

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