【ニューヨーク=共同】英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は27日までに、米交流サイト大手フェイスブックが主導するデジタル通貨「リブラ」が来年1月にも発行される可能性があると報じた。単一通貨を裏付け資産とする「米ドル版リブラ」から始めるという。関係者の話として伝えた。
発行できるかどうかは運営団体のリブラ協会(スイス・ジュネーブ)の事業計画を審査しているスイス金融当局による認可時期に左右されるとしている。
ユーロなど他の単一通貨を裏付け資産とするリブラや、複数通貨を合成したリブラの発行は米ドル版の後になるという。
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リブラを巡っては、昨年6月の構想発表後、各国の規制当局や中央銀行から金融システムへの悪影響を懸念する声が相次いだ。リブラ協会は今年4月、当初の発行計画を見直し、単一通貨を裏付け資産とするリブラの発行を加えた。
フェイスブックによるリブラに対応した電子財布サービスの展開は、米国や中南米の一部の国を先行させるという。
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