自粛生活が続くなか、肩こりや腰痛の悪化に悩んでいませんか?
「凝り固まった筋肉をほぐそうと、自宅でストレッチを繰り返しているのに、一向によくならない……」というのなら、そのやり方が間違っているのかもしれません。
そこで、新体操選手やチアリーダー、有名プロフィギュアスケーターなどに指導を行うストレッチデザインの村山巧氏に、“最速で効く最新のストレッチ法”を聞きました。
■“最速”で肩こり・腰痛を改善したいなら
私は、全国で新体操やチアリーディングなど高度な柔軟性が求められるスポーツ選手に対して超柔軟ストレッチの指導を行っているほか、一般の方々にも柔軟レッスンを行っています。
難度の高い「ビールマン」ポーズを目指す方から、柔軟性を高めて肩こり・腰痛を改善したいという年配の方まで、みなさんの目的はさまざまです。
今は新型コロナウイルスの影響で、親子でお家に閉じこもっている…という理由もあるかもしれません。今回は、自宅でできる“最速で肩こりを改善する”ストレッチ法をお伝えしましょう。
よく言われていることですが、肩こりは運動不足による血行不良が大きな原因の一つとなっています。
特に近年は長時間のデスクワークやスマホの使いすぎで身体を動かす機会が減っているため、筋肉と体の表面を覆う筋膜が凝り固まってしまっているのです。これをゆるめていくことが必要です。
ところで、なぜ“最速”とうたっているのかというと、私のお伝えするストレッチが「PNF(脳科学)」×「筋膜リリース」の2つの科学的アプローチを掛け合わせた新しい手法だからです。
PNFとは、もともとリハビリの世界で発達した筋コンディショニングの手法。筋肉を強く朱淑させた後に弛緩させることで脳の運動系の神経を刺激し、短時間で筋肉や関節が本来持っている可動域を覚醒させるというものです。このPNFに基づくエクササイズを「脳科学アプローチ」と呼んでいます。
そして、「筋膜リリース」とは、全身を覆うボディスーツのような筋膜の歪みを正常に戻すことで、筋肉や関節が正しく動けるようにする手法のこと。ダンサーをはじめ、プロスポーツ選手の間でもウォームアップやクールダウンに広く取り入れられているように柔軟性向上に有用な手法です。
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May 03, 2020 at 07:01AM
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