リコー発のスタートアップカンパニーであるベクノスが、開発中の超小型ペン型全天球カメラについて発表した。側面に3つ、天面に1つ、合計4つのレンズで構成される同カメラは独自の光学技術を搭載し、携帯性、デザイン性に優れている。
ベクノスは2020年3月10日、同社が開発を進めているペン型の全天球カメラについて発表した。
ベクノスは、リコーが2013年に開発した民生用全天球カメラ「RICOH THETA」の開発コアメンバーが中心となって、2019年に設立したスタートアップカンパニーだ。リコーの関連会社ではあるものの、「イノベーション特区」として位置付けられており、完全に独立したスタートアップとして活動していく。
全天球カメラは、ワンショットで360度の静止画や動画を撮影できるカメラとなる。ベクノスでは製品の第1弾として、側面に3つ、天面に1つ、合計4つのレンズで構成される超小型のペン型全天球カメラを開発している。同カメラは携帯性、デザイン性に優れ、独自の光学技術を搭載する。
同社は「映像体験の革命により、人々に新しい感動を提供する」ことを企業ミッションとしており、同カメラの楽しみ方をさらに広げるためのアプリケーションの開発も進めている。
べクノスでは、超小型のペン型全天球カメラと関連アプリケーションについて、2020年の発売、サービス開始を予定している。
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