1月14日のWindows 7サポート終了について、整理してみよう。
まず、1月14日には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表している「複数のMicrosoft社製品のサポート終了に伴う注意喚起」によれば、日本マイクロソフトによるWindows 7向けのサポート窓口の営業が終了されるとのことだ。
ただし、Windows 7向けには最後となるWindows Updateは、米国時間の1月14日、つまり日本時間の1月15日早朝に提供が開始されている。この食い違いには注意が必要かもしれない。
Windows 7向け最後のWindows Updateは日本時間1月15日に提供
Windows Updateによる脆弱性の修正に関しては、その後に2月分のセキュリティ更新プログラムが2月12日早朝、Windows 10/8.1向けに提供される予定だ。
2月分セキュリティ更新プログラムに含まれる修正について、仮にWindows 7と共通する脆弱性が含まれていて、これを第三者が解析して脆弱性を悪用すれば、Windows 7の環境に危機が訪れることになる。
なお、1月15日以降には、緊急のセキュリティ更新プログラムが定例外として2月12日よりも前に提供される可能性もある。
そして、こうしたセキュリティ更新プログラムで修正される脆弱性が、Windows 7と共通するものが含まれるかどうかは、当然ながら公表されない。
「Google Chrome」と、Chroniumベースの新「Microsoft Edge」、Win7サポートを2021年7月15日まで提供
弊誌2019年11月22日付記事『Windows 7、2023年まで使い続けるにはどうすればいい?』などでも触れている通り、Windows 7 Enterprise/Education向けには有償で3年間サポートが提供される。
米Googleでは、サポート終了後にもWindows 7の使用を継続する企業向けに、僚誌「窓の杜」の1月10日付記事『「Google Chrome」のWindows 7サポートは少なくとも2021年7月15日まで維持』でも既報の通り、2021年7月15日までの18カ月間、サポート提供を継続する。
なお、MicrosoftではGoogle Chromeとコードベースが同じ「Chronium」をベースとした新しい「Microsoft Edge」について、1月分のセキュリティ更新プログラム提供の翌日となる米国時間の1月15日から、Windows 10/8.1向けに加えてWindows 7向けにも提供予定となっている。
このWindows 7向けサポートについて、米Neowinの報道によれば、MicrosoftでもGoogle同様に2021年7月15日までの18カ月間は、サポート提供を継続するという。
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January 15, 2020 at 06:12AM
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