「数」の拡大目指したエントリーモデル
テスラは、小型の新型EVを2025年に生産開始する予定だ。非公式に「モデル2(仮称)」と呼ばれ、安価なエントリーモデルとして販売台数の拡大を狙っている。
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テスラは2023年第4四半期(10~12月)、BYDにEV販売台数で首位の座を奪われた。モデル2の生産開始時期を明らかにしたのは年末のことだった。
自動車メーカー各社はEVの生産コスト削減による普及促進を図っており、数も多様性も拡大しつつある中で、テスラのモデル2は市場を大きく揺るがすことになるだろう。
生産技術だけでなく、パワートレインとバッテリーの技術もコストを抑えるために極めて重要だ。テスラは、次期バッテリーでは炭化ケイ素を75%削減し、モーターにはレアアース(希土類金属)を使用しないという。
欧州市場を意識したモデルであることから、初期の生産はドイツ・ベルリン近郊にあるギガファクトリーで行われる予定だ。
テスラは現在、新型車向けに部品サプライヤーと交渉中と言われており、「次世代車の発売に向けて取り組んでいる」ため今年は販売台数の伸びが鈍化する見込みだとしている。
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