[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州の電動自転車(Eバイク)メーカーは、中国からの輸入品が域内で過剰な安値で売られていると主張し、欧州委員会に苦情を申し立てた。
欧州自転車製造者組合(EBMA)は、中国の電動自転車は補助金を受けており、一部は製造コストを下回る価格で販売されていると指摘している。欧州委は10月末までに、調査を行うかどうかを決定する。
EBMAによると、2016年にEU域内で販売された中国製の電動自転車は43万台を上回っており、前年比で40%急増した。EBMAは、2017年には80万台前後にまで増加する、と予想している。
EBMAのフィオラバンティ事務局長は、欧州企業は電動自転車に活用されるペダルアシスト技術のパイオニアで、昨年は約10億ユーロ(12億ドル)を投資したが、中国に産業を奪われつつあると訴えた。
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