ベーシックからトレンドまで、安く手に入るファストファッションが定着した現在。収入も月の小遣いも男女全体の平均に近い35～39歳の男女は、どんな服を選んでいるだろうか。男性は3大セレクトショップ、女性は安価なブランドのアイテムを使いこなしている。
●持っていてお気に入りの服（10～60代男女全体）
マクロミル ブランドデータバンクが国内の消費者約3万2000人に実施した最新の調査結果（第37期、2023年7月）から、「持っていてお気に入りの服」の調査結果に着目。30代後半の男女がどんなブランドを愛用しているか、10～60代の男女全体の調査結果と比較し、分析した。
35～39歳の男性は、男性全体1万6053人のうち1669人。月の平均小遣いは3万6092円で、男性全体の平均3万7762円よりやや低い程度。35～39歳男性の平均個人年収は500万円、平均世帯年収は651万円で、男性全体平均と同水準だ。
35～39歳の女性は、女性全体1万5937人のうち1353人。月の平均小遣いは2万6977円で、女性全体の平均2万8058円と比べてやや低い。35～39歳女性の平均個人年収は242万円、平均世帯年収584万円で、女性全体平均と同水準になっている。
35～39歳の男女の収入は、月の小遣いがやや低いものの、それぞれ男性平均、女性平均に近いといえる。
好みは「ナチュラル」「コンサバ」
35～39歳男性の「興味関心」で「ファッション」と答えたのは10.1％で、男性全体の7.6％よりも高い。35～39歳男性の「ファッションスタイルの好み」は、「ナチュラル」「コンサバ」の順に多い。
35～39歳女性の「興味関心」で「ファッション」と答えたのは31.6％で、女性全体の24.5％よりも高い。「ファッションスタイルの好み」は男性同様、「ナチュラル」「コンサバ」の順に人気となっている。
では、ここから個別のブランドの人気を見ていく。まず、10～60代の男女全体のランキングは、1位「ユニクロ」、2位「GU」、3位「しまむら」。全世代でトップのユニクロに続き、ファストファッション系ブランドが人気を集めている。
5位「ナイキ」、7位「アディダス」や10位「ザ・ノース・フェイス」など、スポーツ系、アウトドア系も今やファッションにおける定番ブランドだ。
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