国際貢献の名の下に外国人を受け入れてきた「技能実習」が24日、政府有識者会議の提言で新制度に刷新される見通しとなった。途上国への技術移転という目的と、労働力の調整手段になっている実態との乖離(かいり)が指摘されてきた技能実習。制度の光と影を知るベトナム人の元留学生は「両国の懸け橋になる人材育成」が新制度のカギになると考えている。
ベトナム人のレロンソンさん(53)は1995年に来日し、東京農工大学大学院で機械工学を学んだ。学業の傍ら、通訳のアルバイト先の中小企業で出会ったのが、同胞のベトナム人技能実習生だった。
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