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なかなかの出費となる携帯電話料金。「今、加入している料金プランよりもお得なプランはないだろうか。我が家は損しているのではないだろうか」。そう思っている人は多いはずだ。そんな人は、ぜひこの夏休みに料金プランを見直してほしい。ここ数年で携帯電話の料金プランは大きく変わっている。本記事では、自分の料金プランだけでなく家族の分もまとめて見直すこつや注意点などについて説明する。
環境が整っているものの乗り換えが進まない
夏休みは、携帯電話の料金プランを見直すのに最適なシーズンだ。長い休みが取れるので時間をかけて見直せる。また帰省の際に、実家の家族と見直しについて話し合える。さらに年末年始を挟む冬休みとは異なり、携帯電話ショップが営業しているのも大きい。
携帯電話料金の引き下げにとても熱心だった菅義偉氏の政権下にあった2021年以降、携帯電話料金は非常に大きく変化している。「ワイモバイル」や「UQ mobile」などのサブブランドに加え、「ahamo」などのオンライン専用プランが登場し安価なプランの選択肢が増えた。それに加えて、いわゆる「2年縛り」がなくなったことも大きい。
2年縛りとは、長期契約を結ぶ代わりに毎月の料金を安くする一方、途中で解約すると高額な違約金を請求する割引サービスのこと。実は総務省の要請によって携帯大手3社は2022年4月までに、新しいプランだけでなく古いプランにおいてもこの2年縛りを完全に廃止。古いプランを契約している人でも違約金を気にする必要はなく、いつでも料金プランを変えられるのだ。
しかも2023年5月24日からは「MNPワンストップ」が始まっているため乗り換えやすくなった。従来は番号ポータビリティー(MNP)で電話番号を維持したまま他社に乗り換える際、乗り換え元の携帯電話会社から「MNP予約番号」を取得し、それを乗り換え先の携帯電話会社に通知する必要があった。だがMNPワンストップに対応した事業者であればMNP予約番号が不要になり、乗り換え先で手続きするだけでよくなった。
だがこれだけ乗り換えやすい環境が整っているにもかかわらず、安価な新しい料金プランに乗り換える人は多くないようだ。2023年4月25日に実施された総務省の有識者会議「競争ルールの検証に関するWG」の第43回会合資料を見ると、総務省が「従来より廉価」とする新しい料金プランに移行した契約数は2023年1月末時点で4991万件で、携帯電話契約数全体の33.9%に過ぎないという。
それだけに、携帯電話料金を見直す必要がある人はまだまだ多いというのが実情だろう。また「自分の料金プランは見直し済みだ」という人でも、家族、とりわけ離れて暮らす家族の料金プランまでは見直しができていないという人が意外と多いのではないだろうか。
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