グッゲンハイムのマイナード氏、「別の事例」を警告－ＦＴＸ破綻受け - ブルームバーグ

米投資運用会社グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード最高投資責任者（ＣＩＯ）は、何年にも及んだ安価なマネーの時代が終わるのに伴い、暗号資産（仮想通貨）交換業者ＦＴＸに続きさらなる淘汰（とうた）があるだろうと投資家に警戒を促した。

　　マイナード氏は14日、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の声明が発表される前の段階でブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、「別の事例が起きるはずだ。それがどこかは分からない。今回も安価なマネーを享受して投機的行動が横行した幾多の時期と同様で、最も弱い参加者から倒れるからだ。暗号資産はどう見てもクレイジーだった」と語った。

スコット・マイナード氏が暗号資産業界での一段の淘汰見通しを語る　

Surveillance: The Fed Decides.”

　　ただ、最近の仮想通貨の下落と大手業者の破綻にもかかわらず、マイナード氏は暗号資産のシステムが前進することに自信を示した。同氏は５月時点で、ビットコインの8000ドルへの下落を予想していた。 

　　マイナード氏は「ちょうどインターネットバブルの時のように淘汰が進むだろう」と指摘。「生存者は現れる。通貨のデジタル化はまだ揺籃（ようらん）期であり、これをどう育むかについては適法とするための規制の枠組みが必要になるだろう」と付け加えた。 

原題： Minerd Warns ‘Another Shoe to Drop’ After FTX Crypto Fallout（抜粋）

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