ロケーションはかなり繊細なデータですから。
GoogleはAndroid 11より、カメラ機能を持たないアプリが撮影のために呼び出すカメラアプリを、プリインストールされている標準カメラアプリのみに制限することがわかりました。ユーザーのプライバシーを保護しセキュリティを強化するのが目的。
GoogleのIssuTrackerページでAndroid開発チームが、「ユーザーのプライバシーとセキュリティを考えれば正しい判断だと思う」とコメントしたことで明らかになったAndroid 11のカメラ仕様。その後、ネタ元The Vergeの取材にて仕様変更は事実であるとGoogleが認め、現在ベータ版のAndroid 11仕様書変更書類にも、その旨が追加されています。
ユーザーのプライバシーとセキュリティを守るとは、つまり、写真・動画を撮影する時にくっついてくるEXIFメタデータを適切に処理するということ。EXIFには、撮影日時や撮影機器などさまざまな撮影関連データが含まれていますが、その中には撮影場所であるユーザーの位置情報も含まれています。今回の仕様変更で、おもしろカメラアプリを装い、実はユーザーの位置データを着々と集めてましたなんてことがないようにするのが狙い。
実際、CNNの報道によれば、1000を超えるAndroidアプリが、WiFi接続や写真のメタデータからこっそりユーザーの個人データを収集していたという2019年のリサーチ結果があり、中にはユーザーが使用を許可しない設定にしているにもかかわらず収集をしていた悪質なケースも。
え、じゃあお気に入りの盛りカメラが使えないの? いいえ、今まで通り引き続き使えます。ホーム画面から好きなカメラのアイコンをタップすれば引き続き起動して撮影ができます。設定でデフォルトカメラにすることも可能です。カメラ機能を含むアプリは、例えばInstagramやTikTokなど、今まで通りアプリ内でそのまま撮影が可能です。今回の変更は、あくまでも、カメラ機能を持たないAndroidアプリを使用中に撮影する場合、起動されるカメラはプリインストールされている基本のカメラアプリになるというもの。この場合、起動するカメラを好きなサードパーティカメラに設定することはできない(たとえ設定しても使えない)というものなんです。
サードパーティカメラに制限といっても、よくよく見るとそこまで大きな変更ではないかもしれません。それでも、睨みをきかせるという意味では(少々不便だとしても)必要なステップだと言えますね。
Source: The Verge
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August 24, 2020 at 09:30AM
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