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新型27インチiMacの分解動画がさっそく公開。HDD部分がなくなり内部スペースに余裕 - Engadget日本版

27imacteardown

OWC

先週発表されたばかりの新型27インチiMacを、さっそく分解した動画レポートが公開されています。

Mac改造パーツ・周辺機器の老舗ブランドOWCは7日(米現地時間)、新型27インチiMacの分解過程をYouTubeにて公開。分解の対象となったのは上位モデルで、CPUは3.8GHz 8コア第10世代インテル Core i7プロセッサでメモリは8GB、ストレージは512GB SSDの標準構成となっています。

前モデルからは筐体も変更はなく、画面もこれまで通り5120 x 2880解像度のRetina 5Kディスプレイ(ただしNano-textureガラスのオプション追加)というのは以前もお伝えした通り。今回の分解動画ですぐに気づく内部の違いは、True Tone用の環境光センサーや1080pにアップグレードされた1080p FaceTime HDカメラ用ケーブル配線や追加のマイクがケースに貼り付けられているといったところです。

やはり最大の変化は全モデルがSSDに移行したことで、機械的に動作するHDDがなくなった点です。OWCはおかげで取り外しがやっかいな配線が減り、分解がより速くなったと述べています。その分のスペースは埋められることなく、iMac Pro(2018)のように冷却用ファンが追加されてもいませんが、おそらくコスト的な理由があるとも思われます。

そして先日も噂されていたとおり、新ロジックボードにはSATAコネクタがなくなり、小型のSSDが直接ハンダ付けされていることが確認できます。4TBおよび8TB構成では代わりにSSD接続用の拡張ボードがハンダ付けされているとも伝えられていました

これらマイナーアップデート以外は、電源や冷却システム、ソケット型のCPUおよびヘッドフォンジャックに至るまで以前のモデルとほぼ同じ。スピーカーはアップグレードされているものの、視覚的にそれと分かる差異は認められません。

6月の開発者会議WWDC20直前にあった「iPad ProのようなデザインでT2チップ搭載、Fusion Drive廃止」という予想は半分は当たり、半分は外れたかっこうです。ベゼルが狭額化されてPro Display XDRのような新デザインのiMacは、Apple Silicon搭載モデルの登場を待つ必要があるのかもしれません。

Source:OWC(YouTube)

Via:MacRumors

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