■正解がない分「次はこうしたい」「今ならこうする」と想像が膨らませられる
――『ガンダム・センチネル』をテーマにした作品が多いと伺いましたが、その理由は? 「高校時代に『モデルグラフィックス』での連載が始まり、今までにはなかったリアルさに衝撃を受けました。例えば実際の戦闘機にあるセンサー類がデザインされていたり、工業製品としての考えられた形だったり、単なるキャラクターとしてのデザインじゃないところでしょうか。連載と同時進行でキットが発売され、当時発売となった『1/144FAZZや1/144Ex-Sガンダム』を『モデルグラフィックス』掲載の作例を参考に改造し、作り始めたのがきっかけです」(Ma氏/以下同) ――『ガンダム・センチネル』の魅力とはどんなところでしょうか? 「映像化されていない作品で、設定画稿も初期と後期でデザインの解像度が上がっていたり、『ガンダムセンチネルRPG』(1990年/大日本絵画社)や『ガンダム・センチネル―ALICEの懴悔』(1990年/大日本絵画社)などの単行本に掲載されている挿し絵が、違うラインに描かれていたりと、解釈の仕方や自分の中にあるSガンダムだったりZ plusが表現できるところです。正解がない分、同じ機体でも『次はこうしたい』と作り続けて行けるし、『今ならこうする』という想像が膨らむところですね。 ――代表作である『宇宙要塞制圧特務仕様Gクルーザー』(正式名称:MSA-0011[Ext] Ex-SGUNDAM G-CRUISER MODE)はどのようにして誕生したのですか? 「地元で毎年開催されている『HME(北海道モデラーズエキシビジョン)』に展示する作品を考えていて、年に一度のお祭りなので派手に『何これ!?』と目立つ物を作ろうと思いました。使用したキットはリニューアルされる以前の『MG Ex-Sガンダム』です」
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July 12, 2020 at 04:55PM
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“工業製品”としてのリアルなガンダムに魅せられたモデラ―の信念「こだわりは“削る作業”」(オリコン) - Yahoo!ニュース
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