プライバシープライバシー言うとりますけども。
毎年WWDCで重点的に発表されるAppleのプライバシーのお話。ハードウェアとかOSの発表にばかり期待して、この部分はさら〜っと聞き逃しがちじゃありませんか? でもそれ、ちょっともったいないかも。この分野こそAppleが最先端の機能を提供しているスイートスポットと言っても過言ではありません。ということで今年発表されたプライバシー関連の新機能まとめます。
今年は一言で言うと、自分のプライバシーが見えるように、そして自分でコントロールしやすくなった。って感じです。
Sign in with Appleに「アップグレードする」機能

去年発表された「Sign in with Apple」はApple IDを使ってアプリやサービスにログインすることができる機能です。おなじみのFace ID/Touch IDと2段階認証を使ってカンタンな割にセキュアにログインできるのが特徴です。
Appleによれば他のログインオプションと比べるとトラッキングされる心配がないとしています。すでに2億アカウントがログインに使われていて、Sign in with Appleを導入したことで登録件数が20%増えたサービスもあるんですって。
今年の新しいところは、既存のサービスのアカウントをApple IDに統合できるようになったこと。Appleはこれを「アカウントのアップグレード」と呼んでいます。具体的にどう統合されるのかは明日のセッションで開発者向けに解説されるようですが、僕たちユーザーからすると簡単にログインできるSign in with Appleがより多くのアプリで使えるようになるのがメリットですね。
「おおよその位置情報」だけアプリに伝える機能

たとえば旅行先の街のおすすめスポットをアプリで調べるときに、正確でピンポイントな位置情報ってほんとうに必要ですか?というのがAppleの言いたいこと。
iOS 14やiPadOS14では正確な位置情報の代わりに、「おおよその位置情報」だけをアプリに伝える選択肢が増えました。
「おおよそ」の定義ですが、10平方マイル(約26平方キロメートル)のエリアとのこと。ざっくり「この街のどこかにいますよー」という情報しかアプリに提供しないわけですね。天気予報とか、これで十分ですよね。
マイクとカメラ使ってますよーが見える機能

MacBookなどのFaceTimeカメラの横には「今オンですよー」を知らせる緑のLEDランプがありますね。あれがiOSやiPadOS、watchOSにもやってきます。
iPhoneの場合、インカメラのノッチの右に丸いインジケータが表示されますよ。カメラだったらグリーン、マイクだったらオレンジです。コントロールセンターを開けば、どのアプリがカメラやマイクを使っているのか表示してくれるんですって。
ビデオ会議が頻発するご時世ですから、この可視化は安心できますね。
「実はこっそり...」なアプリはもう許さない

実はあなたを追跡してました、実はあなたの情報を収集してました。なんてことはもう許されない仕組みにAppleがしてくれました。
一つは「App Tracking Control」。Safariにはついていた機能ですが、iOSアプリがユーザーを追跡する場合にはユーザーの許可が必須になります。ユーザーを追跡しているアプリを一覧表示する画面も設定アプリ内に追加されました。
※ちなみにAppleの言う追跡(トラッキング)とは、ある会社が収集したユーザーの情報を他の会社と共有することを指します。
もう一つは「App Privacy」。アプリが収集する情報や追跡する情報を、ユーザーがアプリをダウンロードする前に表示しましょうよ、という方針です。ながーい利用規約を読ませるのではなく、わかりやすい表示で。詳しくはこちらの記事でもどうぞ。
Safariの追跡防止機能も強化

Safariには新たに「インテリジェントトラッキング防止ボタン」なるものが追加されました。これを押すと、直近30日間でブロックされた追跡者の一覧が見れたり、追跡型の広告が全体の何%だったかが表示されます。一般ユーザからすれば「これ見たところでどうすればいいの?」と感じちゃうかもしれません。でも実際にその物量を目の当たりにすれば、プライバシーの意識も高まりそう。使うのが楽しみなの半分、怖いの半分な機能ですね。
僕らが自分のプライバシーを「見る」「コントロールする」ことができるようになった、のがWWDC 2020プライバシー部門のダイジェスト。Appleがずーーっと言っているポイント「ユーザー情報の透明性とユーザー自身によるコントロール」が重点的にアップデートされた形です。
僕としては今までめんどくさくて目を背けていた自分のプライバシー。目を背けられないくらい可視化されるみたいなので、 今年はちゃんと向き合ってみようと思います。
Source: Apple
科学&テクノロジー - 最新 - Google ニュース
June 23, 2020 at 10:13AM
https://ift.tt/3dnDwm7
WWDC 2020で発表された「プライバシー」機能まとめ。自分のものは自分で管理しよ! #WWDC20 - ギズモード・ジャパン
科学&テクノロジー - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/2Fxmm8b
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "WWDC 2020で発表された「プライバシー」機能まとめ。自分のものは自分で管理しよ! #WWDC20 - ギズモード・ジャパン"
Post a Comment