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これぞ私が求める「普通の」タブレット:「Galaxy Tab S6 Lite」レビュー - ギズモード・ジャパン

正直に言うと、今さら普通のタブレットにワクワクするようなことはありません。

リビングルームのコーヒーテーブルの上に置いて、テレビを見ながらネットサーフィンをしたり、子どもたちを楽しませたり、旅行に持っていったりするようなタブレットをイメージしてください。iPad Proのようなラップトップ代わりにもなるような高機能でゴージャスで高級タブレットは別です。

でもワクワクしないから要らない、ということではないんです。スマートホームの制御や、食材管理ツール、友達や家族と繋がり続けるために、普通のタブレットが役に立ちますから。

今回紹介する、サムスンの新しいGalaxy Tab S6 Liteがまさにそれ。リーズナブルで普通、だけど欲しい機能をすべて備えるエントリータブレットです。

サムスン Galaxy Tab S6 Lite

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これは何?:10.4インチのスタイラスペン付きAndroidタブレット
価格:350ドル(約3万8000円)
良いところ:スタイラスペンが付いているところ、バッテリーの持ちが良いところ、シンプルで堅実なデザイン、ヘッドフォンジャックもついている
良くないところ:スクリーンは改善の余地あり、純正のキーボードケースが無い、顔認証はなんとか使えるレベル

Tab S6 Liteは、4GBのRAM、128GBのストレージ(プラスmicroSD)を搭載したモデルで350ドル(約3万8000円)からスタート。iPadの安いモデルや、レノボのYoga Smart TabといったAndroidベースの製品よりも少し割高です。しかし、iPadの安いモデルは32GBのストレージしか搭載されていないこと(Yoga Smart Tabは64GB)、さらにアップルやレノボ製品にはスタイラスペンが付いていない(ましてやSmart Tabはスタイラスが使えない)ことを考えれば、サムスンのTab S6 Liteのコスパは悪くありません。

一方、より高価な650ドル(約7万1,000円)のGalaxy Tab S6と同様、Tab S6 Liteは、スリムなベゼル、頑丈なガラスとアルミニウムのボディに10.4インチのディスプレイ、サムスンのOne UIが搭載されたAndroid 10ベースのOSを備えています。 じゃあ違いは何かというと、Tab S6にはデュアルカメラ、一方Tab S6 Liteはシングルの8MPカメラ、またTab S6はSnapdragon 855チップが搭載されていますが、Tab S6 LiteはそれほどパワフルではないExynos 9611プロセッサが搭載されています。そして一番大きな違いは、S6 Liteの方は(サムスンの高価なタブレットに搭載されがちな)OLEDパネルではなく、2000 x 1200 TFT LCDスクリーンであることです。

Tab S6 Liteは、すべての基本的なアプリとストリーミング動画再生は難なく処理し、Exynos 9611プロセッサーは、 TCL 10 Pro等、中級レベルのスマートフォンに近いパフォーマンスを提供します。もし負荷が高かったり、グラフィック処理を多用するゲームをやりたい方は、もっと高速なデバイスを検討したほうが良いでしょう。

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Tab S6 Liteの画面に関しては、解像度はiPadに比べて若干低いですが、さほど問題には感じません。視力が良い人が画面に顔を近づけて凝視すれば、ピクセルの違いを感じるかもしれませんが、全体的は競合のタブレット製品とさほど変わりません。

約1週間の試用中、S6 Liteで多くのTV番組や映画を見ましたが、スクリーンに不満を感じることはありませんでした。しかし、TFT LCDスクリーンは、サムスンらしい明るい色が再現されないのは若干残念ですね。サムスンは世界最高のモバイルディスプレイメーカーなのだから、もう少しスクリーンにはこだわってもらいたかったところです。

サウンドの方は心配不要で、S6 Lite のデュアルAKGスピーカーは、バッテリーを消耗することなく、素晴らしいステレオサウンドを提供します。S6 Liteのバッテリーは7,040mAhですが、バッテリー消費テストを実施したら、11時間25分持つことがわかったので外出先で動画を見るためのデバイスとしても相応しいですね。

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo)

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo)

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo)

S6 Liteの付属のSペンは、充電式ではなくパッシブ スタイラス (静電容量式スタイラス)なので、アーティストやデザイナー向けの精密なツールというよりは、普通のお絵かきやメモ書き用のペンという感じです。でも反発も気にならなかったし、スタイラスペンの側面に内蔵されたボタンのおかげで、何か消したいときはすぐにショートカットが使えるのは便利でした。

S6 Liteのマイナーな問題点としては、横向きで利用しているときはカメラが左側にあるので、デバイスのロック解除をしたいときに顔認証がうまく動作しないことです。そのため、頻繁にロック解除のために暗証番号を入力しないといけないのですが、iPadでも同じことが言えるので、これはよくあるタブレットの共通問題ですね。

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo)

唯一S6 Liteに期待できないことは、作業マシンとしての用途です。しかしこの価格を考慮すれば、ハイブリットで生産性も確保してくれるマシンというよりも、コンテンツ視聴専用マシンとしてみなすのが妥当ですね。この記事の写真にあるような70ドルのサムスン純正の折り畳みカバーもありますがキーボードはありません。キーボードで作業したい場合は、Bluetoothでサードパーティ製のアクセサリーを導入する必要があります。

つまるところ、S6 Liteは、シンプルで無難な仕様のコンテンツ消費端末であり、スタイラスつきで350ドル(約3万8000円)の価格は、128GBのストレージとApple Pencilを搭載した同等のiPadが500ドル以上することを考えれば妥協できるものだと思います。

Galaxy Tab S6 Liteには、ワクワクするような機能やスペックはありませんが、外出先に持ち歩いたり、コーヒーテーブルに置いておくぶんには十分活躍してくれる端末です。

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo)

最後に

  • サムスンは、純正キーボードケースを作っていないので、ノートPC代わりにTab S6 Liteで作業したい場合は、サードパーティ製のBluetoothキーボードアクセサリーが必要になります。
  • サムスンは、3ヶ月ごとにTab S6 Liteのセキュリテイアップデートを実施するとしていますが、そのサポートがどのくらいの続くかは明言していません。
  • 付属のスタイラスは、タブレットの側面にマグネットでくっつき、充電する必要もありません。
  • より高価なGalaxy Tab S6とは異なり、ヘッドフォンジャックを搭載しています。

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June 15, 2020 at 07:00PM
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