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つまむ、ひねる、なぞる。ヒモでスマホを操作する時代がくるかも? - ギズモード・ジャパン

ハイテクなヒモで『テトリス』もプレイできる!

Google Researchが、デジタル・デバイスのタッチ操作ができる組ヒモを作り、これで音楽再生アプリやテレビゲーム、そしてウェブブラウザーなどの操作を可能にする研究を行なっています。

つまんだり、ひねったりで操作

かつてGoogle(グーグル)のInteraction Labチームが開発した、デバイスの入出力を可能とする編みヒモ「I/O Braid」。人の手で握ったりなぞったりひねったりすると、音楽再生アプリの操作などができるものでした。

今回開発された「E-Textile Microinteractions」はGoogle Researchでバイオ・インターフェイス部門とインタラクション研究室を率いるAlex Olwal氏が発表したもの。「I/O Braid」をべースにツイスト、フリック、スライド、ピンチ、グラブ、パットという動作でデバイスを操作する技術です。

Video: Alex Olwal/YouTube

リアルタイムにジェスチャー認識、そして適切なインタラクションを行なうこの技術。動画の説明では、ツイスト操作は既存のヘッドフォンにあるボタンを操作するよりも速く、静電容量式のタッチ面と同等の速度であることが示された、とあります。確かにコードの途中にあるボタンを手で探って押すより、任意のアクションでコードのどこかをいじる方が直感的で速そうですよね。

Google AI Blogいわく、この技術は組ヒモの編み方に工夫があり、導電性の糸と通常の糸をらせん状に編むことで、組ヒモのどこを触ってもそのタッチを検知できるようにしている、とあります。また通常の糸のどれかを光るファイバー・オプティックの線にすることで、操作に応じて光らせることができます。

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Image: Google AI Blog

衣類に組み込める

ウェブブラウザーも操作できるのは良いですね。いつかマウスのホイールがこのヒモに取って代わる日が来るかもしれませんし、『テトリス』のようにゲームのコントロールにも使えそう。また衣服や布地に組み込むことも念頭に置いている模様。今後の課題は偶然触ってしまったときの誤作動だとのこと。

ともあれ、ヘッドフォンのケーブルとして採用したらもちろん便利でしょうし、衣類の首元やポケットの入口辺りにあって、スマホと同期して使ったりしたら便利そうです。

Source: YouTube (1, 2) via Google AI Blog, ACM Digital Library, Google Research

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