アジア石油製品＝4月27日～5月1日：北東アジアのガソリン相場弱含み、需要低迷受け｜週間サマリー｜マーケットニュース｜マーケットニュース - リム情報開発

　ガソリン

　北東アジア積みガソリンの市況連動相場は弱含んだ。需要が振るわない。新型コロナウイルスの感染が続いている中、東南アジア諸国の内需が減少し、輸入カーゴの調達が乏しい。また、フレートが高騰していることも、相場に下押し圧力を強めた。

　ナフサ

　北東アジアのスポット市場では、韓国のハンファトタルが6月前半着フルレンジナフサを購入。価格は日本市況に対し10ドル台前半のディスカウントと伝えられる。数量は不明なものの、北東アジアの需要家筋によると、｢ヘビー系グレードや、ガソリンやパラキシレンなどアロマティクス製品の市況弱含みを背景に下落している｣という。また、取引のタイミングや数量によって成約水準がまちまちのようだ。ただ、フレート高もあって北東アジア着相場は先行き、上昇基調となる公算が高まっている。

　中間留分

　北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は同値で推移した。いまのところ、北東アジアの石油会社は輸出計画を決めていないため、スポットの商談は聞かれない。需要は依然として低迷しているため、トレーダー筋は様子見の姿勢を強めている。その他、新型コロナウイルスの感染拡大により、内需が減少していることから、インドの石油会社が0.001%S軽油の輸出を続けている。

　重油

　韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し25.00～35.00ドルのプレミアムと横ばい。韓国では、現代オイルバンクが残油流動接触分解装置(RFCC)の定修を含め30%程度減産している一方、Sオイルは、株主であるサウジアラムコから供給される原油処理のため、依然として製油所の高稼働を維持している。

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May 04, 2020 at 06:26AM
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