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次世代機Xbox Series Xは12TFLOPS、マイクロソフトが詳細発表。世代間クロスバイや互換も柱 - Engadget 日本版

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マイクロソフトのゲーム事業責任者フィル・スペンサーが、次世代ゲーム機 Xbox Series X の仕様と「プレーヤー中心」方針を発表しました。

スペンサーによれば、Xbox Series X を特徴づけるのは「パワー+スピード+互換」の三本柱。

「パワー」としては、グラフィック性能が12 TFLOPS (Xbox One Xの2倍、PS4 Proの3倍弱)であること、DirectXハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシング対応など、すでに発表済みの点や、より明確になった点が主です。

「スピード」は高速なSSDや複数ゲームのクイックレジューム(終了・起動やセーブ・ロードを挟まず複数のゲームに直接復帰)、低遅延入力や最大120fps描画など、快適に、滑らかになる点。

「互換」はXbox One から継続する四世代互換や、周辺機器がそのまま使えることに加えて、一度現行機向けのゲームを購入すれば後から次世代機 Series Xバージョンが出ても追加費用なしに入手できる Smart Delivery 、初代Xboxから最新世代までのゲームが遊び放題の Xbox Game Pass など。

ハードウェア仕様についての新情報というよりも、サービスも含めた次世代ゲーム環境の設計について、「プレーヤー中心」のスローガンをどう実現するのか、のおさらい的な内容となっています。以下ざっくりと、スペンサーが Xbox Wire に掲載した発表文を要約します。「より没入感が高く素晴らしい体験が」等は省略。適宜補足も加えたため、細かい部分は原文をごらんください。

基本的に新しい内容は少なく、発表済みのおさらいと、スマートデリバリーなど「次世代にあたってマイクロソフトの心構え」的な位置づけです。RAMの量などはもちろんなく、SSDについても「速い」程度。

パワー(プロセッサ性能)


次世代カスタムプロセッサ AMDの最新Zen 2 / RDNA 2アーキテクチャを採用したカスタム設計チップ。CPU演算性能は Xbox One の4倍。グラフィックは12 TFLOPS。Xbox One X の2倍、無印 Xbox One の8倍。

(PS4 Proの約3倍。だいたい10TFLOPS の GeForce RTX 2080以上。ただしTFLOPS は浮動小数点演算というひとつの指標にすぎないため、メモリの量・帯域等々で実際のグラフィック性能はいくらも変わります)。

・可変レートシェーディング(VRS) マイクロソフトが特許を保有する形式のVRS技術を採用。視覚的に重要なオブジェクトや領域に重点的にGPUサイクルを回すことで、知覚上は同等の品質を保ったまま、同じGPU性能でより高解像度や安定したフレームレートを実現。

・ハードウェアアクセラレーションによるDirectXレイトレーシング DirectXのリアルタイムレイトレーシング機能 (DXR)に対応。NVIDIA GeForceでは昨年のRTX 20シリーズから※、AMD Radeon では今年登場予定の RNDA 2アーキテクチャ GPUから対応する、光線追跡法による描画をハードウェアレベルでサポート。(いまのところ、反射や光源処理など一部のエフェクトがよりリアルになるような使い方が主。※後からGTXでも有効化)


スピード (高速化や応答性改善による没入感向上)


・SSDストレージ 高速な「次世代SSD」でゲームのほぼあらゆる面が向上。ゲーム開始やセーブ・ロード、ファストトラベル等のローディング短縮、ゲーム世界のディテールや広さも向上。

・クイックレジューム 複数のゲームの状況を保存して、そのまま復帰できる。(現行のXbox One では、ゲームは原則ひとつまで。終了しないと別のゲームは起動できない)。シングルプレイのゲームを遊びつつ、マルチプレイの誘いが来たら参加する等、複数のゲームを切り替えて遊ぶ際も、ゲームを終了・起動してロードの手間がない。

・動的レイテンシインプット(DLI) コントローラとコンソール間で入力タイミングを同期させることで、入力から処理、表示までの遅延を最小化。

・HDMI 2.1対応 自動低レイテンシモード ALLM: Xbox One X とSeries X が対応。接続したモニタのもっとも低遅延モードを自動で有効にする。 バリアブルリフレッシュレート (VRR) ゲームのフレームレートとディスプレイのリフレッシュレートを同期。描画タイミングのずれから発生する遅延や引っかかり、テアリングを解消して滑らかな描画。

・120 fps 対応 最大120fps (秒間120コマ)描画に対応。開発者側で有効にした場合、対応モニタなどがあれば。


次世代のゲーム互換性


・四世代ゲーミング Xbox One と互換。Xbox One がすでに互換の Xbox 360 や初代 Xbox と互換。定額制遊び放題サービス Xbox Game Pass 含め、互換タイトルは開発者側で追加作業することなく、ロード時間短縮や解像度・画質向上、安定したフレームレートなど、Xbox One よりもさらに高品質になる。Xbox One 周辺機器も互換。

(補足。Xbox One の「互換」はマイクロソフト側で選んだタイトルのホワイトリスト式。公式のリストはこちら)

・スマートデリバリー 一度ゲームを購入すれば、どのハードウェアでも最適なバージョンを追加費用なしに入手できる仕組み。たとえば Xbox One バージョンを購入して、あとから Xbox Series X 本体を手に入れたとき、Series Xバージョンを買い足す必要がない。Halo Infinite など、マイクロソフト自身が Xbox Game Studio からパブリッシュするゲームはすべて対応する。サードパーティでも、Xbox Oneで先に発売して Series Xバージョンを後からリリースする場合などに導入できる (パブリッシャー側で選択)。Cyberpunk 2077はすでに対応を表明。

(補足。別のインタビューでは、少なくとも最初の年の Xbox Series Xタイトルついては、すべて現行のXbox Oneと互換になる見込みと語っています。)

・Xbox Game Pass 定額制遊び放題ゲームサービス。Halo Infinite など、マイクロソフトのファーストパーティー作品は買い切りでの発売日と同時に遊び放題カタログに追加される。日本では未提供。

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February 25, 2020 at 06:52AM
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