伊仏合弁STマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)は、「Arm Cortex-M7」ベースのMCU「STM32H7シリーズ」に、新たに「STM32H7A3」/「STM32H7B3」、及び「STM32H7B0」の3製品を追加した(ニュースリリース)。同社はCortex-M7ベースのMCUとして、STM32H7シリーズと「STM32F7シリーズ」の2系統を持つが、STM32H7シリーズの方がCPUコアの動作周波数が高く、「最高性能のMCU」と同社は主張している(関連記事1)。
そのSTM32H7シリーズには、2コア(Cortex-M7とCortex-M4)の製品ライン、1コア(Cortex-M7)の製品ライン、廉価版製品のバリューライン(関連記事2)の3種がある。今回追加されたSTM32H7A3/STM32H7B3は1コアの製品ライン、STM32H7B0はバリューラインに属する。
追加された3製品は、いずれもCPUコア(Cortex-M7)の動作周波数は最大280MHz。これまでに発表されSTM32H7シリーズのCortex-M7の最大動作周波数はすべて480MHzだった。追加された3製品の主な違いはフラッシュメモリー容量にある。1コアラインのSTM32H7A3/STM32H7B3は最大2Mバイトのフラッシュメモリーと1.4KバイトのSRAMを集積する。一方、STM32H7B0が集積するフラッシュメモリーは128Kバイトと少ない。なお、SRAM容量は同じ1.4Kバイトである。3製品いずれも内蔵の1.4KバイトのSRAMを利用して、HVGA(最大1024画素×1024画素)までのディスプレーに24ビットカラーでの画像出力が可能という。
STM32H7A3とSTM32H7B3の違いは、暗号化/ハッシュ関数アクセラレーターの有無にある。STM32H7A3は内蔵していないが、STM32H7B3は内蔵する。STM32H7A3とSTM32H7B3のパッケージは、64ピンLQFPから225ボールのTFBGAまで8種類を用意している。STM32H7B0のパッケージは、64ピンLQFPから176ピンLQFP/176ボールUFBGAまで6種類がある。
記事執筆時点では3製品いずれもサンプル出荷中。また、ほとんどの品種が2020年1月から量産を始めており、残る品種も2020年6月までに量産開始予定。価格はSTM32H7A3RIT6の場合、1万個発注時に1個あたり3.78米ドルからである。
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February 13, 2020 at 04:21PM
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STマイクロ、最高性能をうたうMCU「STM32H7」にローエンド製品群 - 日経 xTECH Active
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