動画や画像があふれている昨今ではあるが、読めば心に響く文章がある。そこで個性的な言葉の力で商品の魅力を高めたアイテムを紹介したい。
「読むチョコレート」のコンセプトのもと、コクハク（東京都渋谷区）が展開しているのがスイーツブランド「Chocolate Library（チョコレート・ライブラリー）」。日本を代表する農園産の果実ベースのチョコレートと、その味を一層深める文章を組み合わせたものだ。第1弾は、鹿児島の山上農園のデコポンにドライフルーツ加工を施し、インドネシア産カカオ70％のビターチョコレートをコーティング。そこにアーティスト・起業家など多彩な顔を持つharu.氏のショートエッセーが添えられている。現在は、苺と梨も加わり全3商品がラインアップされた。価格は2,000円（税別）。
ヘソプロダクション（本社：大阪府大阪市）が企画した「注釈まんじゅう」の商品パッケージには、さまざま注釈が記載されている。何かと注釈の多い世に一石を投じるかのように、「食べるとなくなります。ご了承ください」「地面に落ちたら、たとえ3秒以内でも食べないで」など、思わず笑ってしまう注釈や補足の文章がびっしりと書かれている。販売は関西のみやげ物店など。価格は600円（税別、6個入）。まんじゅう以外にイチゴあんが入った「注釈だいふく」もある。こちらの価格は800円（税別、9個入）。
隠れたメッセージが配されている商品もある。花王（本社：東京都中央区）とセブン＆アイ・ホールディングス（東京都千代田区）の共同企画で誕生した男性向けスキンケア商品「セブンプレミアム ライフ スタイル メンズビオレ SMART（スマート）」だ。ジェル洗顔2種（各495円・税込）などの全3アイテムは、どれも多忙な日々を過ごす人の肌をトラブルから守ってくれる。しかしそのパッケージの表面に印刷された文章をよく見ると、あっと驚くしかけに気づくだろう。一見すると英語の文章に見えるのだが、実はローマ字で関西テイストの日本語の文章がつづられている。小さな文字だが読み応えは満点。文章の内容はセブンイレブンや一部イトーヨーカドーで、購入してチェックしてみてはいかがだろう。
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February 09, 2020 at 10:00AM
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