【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は24日、火星探査機「インサイト」の観測データ分析から、火星で「地震」が起きていることが確認されたと発表した。火星での地震発生は以前から可能性が指摘されていたが、直接観測されたのは初めて。分析結果は同日付で英科学誌ネイチャーなどに掲載された。
インサイトは2018年11月に火星地表に着陸。地震計や地中の熱を観測する装置を搭載し、火星の内部構造の解明につながるデータ収集が期待されている。
NASAによると、インサイトの地震計はこれまでに450回以上の震動を観測し、その大部分が風などの影響による揺れではない「地震」と考えられる。規模は最大でマグニチュード(M)4.0程度。NASAは「想像したより頻度は高く、規模が小さかった」と説明した。
火星内部は地球のようなプレート構造を持っていないが、地域によっては火山活動が起きている。NASAジェット推進研究所の専門家は、ロイター通信に「そうした地域では、恐らく地下で高温のマグマが活動している」と分析した。
また、火星では四十数億年前の誕生時に存在した磁場が既に消滅したとされるが、インサイトの観測で、地下約60メートルから数キロの深さに磁気を帯びた岩が存在することも分かった。地表の風速や風向、気圧も継続的に観測しており、火星での詳しい「天候」分析も進んでいるという。
【了】
科学&テクノロジー - 最新 - Google ニュース
February 25, 2020 at 02:20PM
https://ift.tt/3a6NFCr
火星の「地震」初観測=最大M4.0程度―NASA探査機 - 乗りものニュース
科学&テクノロジー - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/2Fxmm8b
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "火星の「地震」初観測=最大M4.0程度―NASA探査機 - 乗りものニュース"
Post a Comment