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AirPods Proは前モデルより遅延が大幅に改善されているとのテスト結果 - Engadget 日本版

作曲家でソフトウェア開発者のスティーブン・コイル氏は、Bluetoothオーディオの遅延について造詣の深い人物です。3年前にも詳細な記事を公表していますが、今回はAirPodsの世代ごとの改善を検証しています。

注意すべき点の1つは、遅延はビデオ再生では問題にならないことです。コイル氏いわく、最新のプラットフォームでは、音よりも少し遅れて動画を開始することで遅延を補正しているとのこと。動画では「音の遅延は予測可能であり、織りこみ済み」というわけです。

遅延が問題となるのは「予測不可能」な状況、すなわちユーザーが能動的に音を再生するものです。キーボードのタイプ音やゲームのサウンドエフェクト、要はリズムゲームや格闘ゲームで「人間の入力と音のズレがプレイを台なしにする」という場合です。

そこでコイル氏が遅延を測定するために行ったテストは2種類です。1つは、iOSの標準キーボードという最も一般的な状況。もう1つは、自ら開発した「Tapt 2」という音ゲーを用いたもの。特に音の低遅延に特化して作っており、ベンチマークとして優れているという理由です。それぞれ19回の測定を行い、その平均値を取ったと述べられています。

その結果は、AirPods初代モデルが274ミリ秒の遅延だったものが、第2世代が178ミリ秒へと短縮。そしてAirPods Proでは144ミリ秒とさらなる改善が見られています。初代がW1チップ搭載だったのに対して、後者の2つは同じH1チップを採用したものです。

latency

つまりAirPods Proは、初代から140ミリ秒分の進化を遂げたということ。数字を聞いても実感はしにくいのですが、コイル氏は「この知覚的な違いにより、AirPods Proは食欲がそそられるほどシームレスに近くなっている」と評価しています。

また注目すべきは、同じH1チップ搭載の第2世代とAirPods Proに34ミリ秒もの改善が見られることです。アップルはチップが同じであれ、遅延を改善する新たな方法を開発したと思われます。

AirPods以外では、Beats Studio 3は250ミリ秒以上、ソニーのWH-CH700Nが250ミリ秒以下との測定結果が公表されています。完全ワイヤレスイヤホンを幅広くテストしたわけではありませんが、AirPods愛好者で音ゲーをプレイする人であれば、AirPods Proはマストアイテムと言えるかもしれません。

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December 23, 2019 at 10:20AM
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