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ゲオが5478円/6578円の“激安スマートウォッチ”を販売した狙い デザイン+機能性の追求が成功 - ITmedia Mobile - ITmedia Mobile

 ここ最近、1万円を下回る安価なスマートウォッチが増えつつある。さまざまな家電やスマホアクセサリーなどを扱うゲオもその1社で、2024年2月23日に、5478円(税込み、以下同)の「スマートウォッチタフ(GH-SMWGA-BK)」と、6578円の「TWS スマートウォッチ(GH-SMWGB-BK)」を発売した。

 これら2製品の売りは、「単に安いスマートウォッチ」ではなく、ユニークな特徴を持っていること。スマートウォッチタフは名前の通り、耐久性にこだわっており、50度の耐熱、-10度の耐冷、IP68等級の防塵(じん)/防水性能を担保している。TWS スマートウォッチはワイヤレスイヤフォンを内蔵しており、音楽も楽しめるようになっている。両モデルとも、心拍数/歩数/活動距離/消費カロリー/血中酸素飽和度などを感知する各種センサーを搭載しており、毎日の健康管理をサポートしてくれる。

スマートウォッチタフ(GH-SMWGA-BK) 「スマートウォッチタフ(GH-SMWGA-BK)」
TWS スマートウォッチ(GH-SMWGB-BK) 「TWS スマートウォッチ(GH-SMWGB-BK)」

 2モデルともグリーンハウスが開発したものだが、なぜ、ゲオはこれらの格安スマートウォッチを扱うことを決めたのか。同社に聞いた。

―― 「スマートウォッチタフ」と「TWS スマートウォッチ」を開発した狙いを教えてください。

ゲオ 昨年(2023年)に発売したスマートウォッチは好調でしたが、一般的なものとの差別化が難しく、デザインもシンプルでした。そこで、ゲオならではのアプローチとして、より洗練されたデザインと機能性を備えた2種類のスマートウォッチを発売することを考えました。

―― グリーンハウスの製品ですが、同社とコラボした経緯を教えてください。

ゲオ グリーンハウスさんとは、これまでさまざまな商品でコラボレーションを行ってきました。今回ゲオでスマートウォッチの発売に際し、多くの企業と話し合いを重ねましたが、品質や価格などさまざまな観点から最終的に、グリーンハウスさんにお願いすることになりました。

―― 2製品それぞれのターゲットを教えてください。

ゲオ スマートウォッチタフは、その武骨なデザインが好みで、機能性と頑丈さを重視する男性を中心としたターゲット層に焦点を当てています。一方、TWSスマートウォッチは、デジタルガジェットや便利な機能に敏感な、幅広い層をターゲットにしています。

―― スマートウォッチタフは、製品名の通り、タフネス機能を強化していますが、その狙いを教えてください。

ゲオ 腕時計といえば、何十年もの間人気を誇るカシオのG-SHOCKが思い浮かびます。そのガジェット感あふれるデザインとタフな性能は、ゲオの顧客層にもピッタリです。また、スマートウォッチは一般的に精密機械としてイメージされるため、何かにぶつけて壊れてしまう心配があります。

 そのため、当社では多少雑に扱っても問題なく、手頃な価格で手に入れられる製品をリリースすることを目指しました。

スマートウォッチタフ(GH-SMWGA-BK) スマートウォッチタフ(GH-SMWGA-BK)の主な特徴

―― TWS スマートウォッチは、ワイヤレスイヤフォンを内蔵しているのがユニークですが、この機能を加えた狙いを教えてください。

ゲオ ここ数年、ゲオでは完全ワイヤレスイヤフォンに力を入れてきました。市場ではまだ高価なイメージのある完全ワイヤレスイヤフォンでも、ゲオなら満足できるレベルの商品が手頃な価格で手に入ります。その一方で、スマートウォッチの販売に際して、よりインパクトのある製品を提供したいとの考えから、スマートウォッチとイヤフォンを組み合わせるアイデアが生まれました。

 TWSイヤフォンもスマートウォッチも、どちらも身に付けるものであるため、一体化することは合理的です。しかしながら、当時の製品は数万円もしており、ゲオで販売可能な価格ではありませんでした。

 1年以上かけ、国内外で探し回った結果、ようやく販売することができる製品を見つけることができました。

TWS スマートウォッチ(GH-SMWGB-BK) TWS スマートウォッチ(GH-SMWGB-BK)の主な特徴【訂正:2024年5月13日16時40分 初出時、画像に誤りがありました。おわびして訂正いたします】

―― 発売後の反響、売れ行きはいかがでしょうか?

ゲオ おかげさまで、両機種とも発売初日から好調な売れ行きを記録しています。発売後はネットや店頭で多くの反響があり、リリース初週からしばらくの間、一部の店舗では品切れとなるほどでした。

―― 価格が5478円、6578円と安いですが、この価格を実現できた理由を教えてください。

ゲオ 市場調査や自社での試験の結果、5478円と6578円が適正な売価であることが分かりました。そのため、トレードオフを考慮し、重視する機能と省く機能を検討し、低価格で使いやすい商品を目指しました。また、ゲオでは製造からお客さまの手元に届くまでのさまざまなコストを徹底的に効率化することで、販売価格を安価で提供できるよう努めています。

―― 今後もスマートウォッチの製品は強化していくのでしょうか。

ゲオ 2017年12月から、ゲオでは薄型テレビやイヤフォンなどの家電分野の取り扱いを開始しました。「豊かで楽しい日常の暮らし」を提供することを目指し、低価格で購入しやすい価格をテーマに製品の販売を行ってきました。

 テレビは累計で38万台以上、イヤフォンは累計で400万個以上を販売しています。健康管理や運動記録、スマートフォンとの連携など、スマートウォッチの需要はますます高まっていますが一方で、スマートウォッチの代表的な製品である「Apple Watch」は非常に高価です。今後も、スマートウォッチ分野においても、テレビやイヤフォンに続き、手ごろな価格で多様な製品を提供していきたいと考えています。

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