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Xiaomi Smart Band 8 Active レビュー:3,480円、エントリーとしてちょうど良い安価なスマートバンド - OREFOLDER

Xiaomiのスマートバンドのエントリーモデル「Xiaomi Smart Band 8 Active」を購入し、2ヶ月と少し使用してきました。

エントリーモデルということもあって3,480円というお手頃価格なのに、できることや機能では上位モデルとそう変わらないことに驚きました。もちろん差はあるのですが、スマートバンド(スマートウォッチ)のエントリーとしてはちょうど良いモデルです。

実際に2ヶ月と少し使ってみての良いところイマイチだったところなどをレビューします。

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Xiaomi Smart Band 8 Activeの概要

Xiaomi Smart Band 8 Activeは(日本では)2024年1月に発売されたXiaomiのスマートバンドです。

2023年9月末に発売されたXiaomi Smart Band 8の廉価版、シリーズの中ではエントリーモデルという位置づけのスマートバンドです。

横幅が広めの長方形をした1.47インチのディスプレイに厚さ9.99mmのスリムなボディが特徴で、睡眠や心拍数の24時間記録、それにSpO2の測定も可能です。充電はマグネット接続で、フル充電すれば通常使用で14日間のバッテリー持ちとなっています。

スマートバンドとして基本的な機能は揃っており、それでいて3,480円という低価格で購入できるので、それが一番大きな特徴かもしれません。

スペック

サイズ 42.81 × 25.42 × 9.99 mm(ストラップや突出部を除く)
重量 14.9g
同梱バンドストラップ サイズ:135~215 mm
素材:TPU(熱可塑性ポリウレタン)
ディスプレイ 1.47インチ TFT
解像度:172x320px 247PPI
輝度:最大450nit以上
素材 強化ガラス、指紋防止加工|2.5Dマイクロ曲面ガラス
センサー PPGセンサー|加速度計|モーター:ERM
バッテリー 210mAh(通常使用で最大14日間)
充電 マグネット式充電(120分未満)
防水 5ATM
Bluetooth 5.1 BLE
対応OS Android 6.0/iOS 12.0 以降

詳細はXiaomi公式サイトをご覧ください。

外観:ディスプレイが大きくて見やすい

Xiaomi Smart Band 8 Activeは1.47インチディスプレイのスマートバンドです。1.62インチのXiaomi Smart Band 8よりもインチ数では小さいですが、横幅のお陰でパッと見ではActiveの方が大きく見やすいです。

バンドストラップはシリコン製で、留め具はポッチを穴にはめ込むタイプです。なお、バンドは公式で5色のバリエーションが別売りされてるほか、Amazonなどで別素材のものを含め多数発見できます。

本体はバンドストラップにぐいぐいはめ込んで使います。

背面にはセンサーと充電端子があり、Xiaomiのロゴも描かれています。

本体以外の付属品はマニュアルと充電用マグネットケーブルのみでシンプルです。

明るさを最大にすれば日向でもそれなりに画面は読み取れます。ただ明るさの自動調整機能は無いので、そのままにしておくと夜などは眩しくなってしまいます。

できることは上位モデルとそう変わらない

Xiaomi Smart Band 8 Activeは歩数や睡眠など様々なものを記録・表示します。またスマホとの連携で各種通知やスマホの一部機能の操作なども可能です。本体のみで可能なことや、スマホアプリを使って設定するものがあり、大きく分けて「時計」「スマホ連携」「運動管理」「健康管理」の4つです。

■時計

  • 時刻の表示
  • 天気予報
  • アラーム
  • ストップウォッチ
  • タイマー
  • イベントのリマインダ

■スマホ連携

  • 着信やアプリの通知
  • 音楽コントロール
  • スマホカメラの遠隔操作
  • スマホを探す

■運動管理

  • 歩数計
  • 50種類の運動(ワークアウト)の記録

■健康管理

  • 心拍計・24時間心拍数モニタリング
  • 血中酸素レベル(SpO2)測定
  • 睡眠モニタリング
  • ストレスモニタリング
  • 月経周期の記録と通知
  • 座りすぎ通知

できることは、上位モデルとほとんど変わっていません。細かい違いやデータ項目の量は違いますが、スマートバンドとして基本的なことはXiaomi Smart Band 8 Activeで十分可能です。

上位モデルとの違いについては以下の記事を参考にしてください。

通知がやっぱり便利

Xiaomi Smart Band 8 Activeはスマホで表示された通知を表示できます。これがスマートバンド(スマートウォッチ)の一番便利なところと言っても過言ではありません。

自分でアプリごと個別にXiaomi Smart Band 8 Activeで表示するかどうかを選べるので、メールとLINEだけ通知ということもできます。

画面には横7文字程度、縦7-8行程度表示できます。文字サイズも大きく、割と見やすいです。一度表示された通知はスマホ側で消去してもスマートバンド側に残ります。後からでも見返せるので便利です。

管理アプリはMi Fitness

Google playMi Fitness (Xiaomi Wear)
Mi Fitness (Xiaomi Wear)

制作: Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd

価格: 無料

ダウンロード

Smart Band 8 Activeの管理アプリは『Mi Fitness』です。これはXiaomiのスマートバンドシリーズでは共通しているアプリなので、今後後継モデルや上位モデルに買い替えたときもデータを引き継いでいけます。また、最近ではGoogle Fitと連携もできるようになっています。

健康管理

健康管理として、Smart Band 8 Activeで記録した睡眠や歩数、心拍数などをグラフ表示できます。

睡眠はスコアの表示もできますし、同じ年齢層のユーザーと比べてどうなのか簡単に言ってもらえます。こういうのを見ると一喜一憂してしまいますね。また、昼間に仮眠した場合もちゃんと別で記録されます。

日単位だけでなく、週ごと、月ごとでも表示できるので、もっと大きなスパンで振り返ったり計画を立てる事もできます。

運動管理

Xiaomi Smart Band 8 Activeは50種類以上のワークアウト・スポーツモードに対応しています。それぞれ、運動時間や心拍数などを記録しておけます。

なお、Xiaomi Smart Band 8にはGPS機能は搭載されていませんので、ランニングの軌跡を記録したい場合は接続したスマホを一緒に持ち歩く必要があります。

バッテリー持ちは上位モデルに比べイマイチ

Xiaomi Smart Band 8 Activeのバッテリーは210mAhで、通常使用なら14日間持つとされています。とはいえ、これは人によって使用環境が異なるのであまり当てになりません。

センサー類をフルに活用していると寝て起きるだけで40%ほど消費し、1日で80%ほどの消費となることもありました。

私の場合、心拍数モニタリングを10分、睡眠の「高度なモニタリング」と「呼吸スコア」をオン、血中酸素レベルの終日トラッキングはオフ、スタンディング通知をオフの状態で使用して、だいたい1日40%程度の消費でした。

充電はマグネットケーブルによるもので、Xiaomi Smart Band 8と共通のケーブルです。ケーブルを当てる方向が限定されてしまうのが若干使いにくいですね。なお、Amazon等で互換のケーブルやアダプターがあるので、それらを1つ購入しておくと複数箇所で充電できるので便利です。

フル充電には120分程度かかります。1日に消費する量も多いので、こまめに充電する必要があります。私はだいたい2日に1回充電していました。この点は上位モデルと明らかに違う(Xiaomi Smart Band 8ならほぼ同じ設定で1日10%程度の消費)ので、注意が必要です。

Xiaomi Smart Band 8 Activeの良かったところ、イマイチだったところ

Xiaomi Smart Band 8 Activeをしばらく使ってみての良かったところ、イマイチだったところをまとめます。

良いところ

  • 画面が大きい
  • 安価なのに基本的な機能は揃ってる
  • 上位モデルと共通部分が多く、乗り換えやすい
  • 公式以外の替えバンドや互換ケーブルも手に入りやすい

イマイチなところ

  • 上位モデルと比べると動きは鈍い
  • 安っぽさは多少ある
  • バッテリーの持ちが(上位モデルよりは)よくない

Xiaomiのスマートバンドといえば細長いイメージがあったのですが、Xiaomi Smart Band 8 Activeは横幅が広くて画面が大きく見やすいです。解像度や動きが粗い部分はありますが、そこは上位モデルに求める贅沢でしょう。

スマートバンドとして欲しい基本的な機能は揃っており、スマートバンドの良さを知るためのエントリーモデルとして十分です。充電ケーブルや管理アプリ(データ)は上位モデルと共通なので、「もっと」を求めたときに乗り換えてもデータなど引き継げるものが多いというのも魅力です。

一番残念だったのはバッテリーの持ち(および充電の遅さ)です。Xiaomiのスマートバンドはバッテリーの持ちが優秀というイメージが合ったのですが、さすがにそれは引き継げてなかったようです。(機能を絞ればだいぶ持つようになると思いますが…。)とはいえ、1日持たないとか毎日充電が必要というほどではないので、最低限以上はあります。

まとめ:スマートバンドのエントリーとしてちょうど良い

Xiaomi Smart Band 8 Activeは安価なエントリーモデルでありながら基本的な機能は揃っていて「これで十分なのでは?」と思わせてくれるスマートバンドです。

上位モデルを使っているといろいろ不満は出てくるのですが、スマートバンドってどうなんだろう?という人向けの最初の入口としてはかなり良いと思います。気に入ったら同じXiaomiで上位モデルを買えばデータも引き継げるので、そういった意味でもエントリーモデルとして良いです。これはXiaomiのように何代も何台も、複数のグレードで販売している強みですね。

スマートバンドを使ったことがない、でも試してみたいという人には、Xiaomi Smart Band 8 Activeはかなりお薦めできるスマートバンドです。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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