加湿器にはさまざまな選択肢がある。
最も安価なのが超音波式だ。超音波で水を振動させて水蒸気にする。だが、水を加熱しないため、手入れを怠ると雑菌やカビなども一緒に拡散してしまう恐れがある。
気化式(フィルター式)もフィルターを水で湿らせ、風を当てることで加湿する仕組みのため、雑菌やカビのリスクがある。
正解は「全部沸かして加湿する」
山善 スチーム式 加湿器 KS-J241 税込7807円
撮影:野口羊
そんな中、私がもう2年ほど使い続けているのが、山善のスチーム式加湿器だ。
白い箱のようなシンプルな形をしているが、内部の構造も至ってシンプル。
撮影:野口羊
フタを開けると中は水を入れるタンクになっている。水を入れて沸騰させ、上部から蒸気を出すことで加湿するという仕組みだ。
撮影:野口羊
ボタンも、オン/オフのスイッチの他には、加湿量を標準/パワフルで切り替えるボタンがついているのみだ。
パワフルで清潔
撮影:野口羊
拍子抜けしてしまうぐらいシンプルな仕組みだが、おかげでメリットも多い。
何よりも、中に入っている水を沸騰させるので、カビや雑菌が発生しにくい。
健康のために使うアイテムで健康を害してしまっては元も子もないので、これは重要なポイントだ。
撮影:野口羊
そして、フィルターなどの細々したアイテムがないので、手入れも簡単。
水道水を使うのでどうしてもカルキは溜まってしまうが、1週間に一度簡単に洗い、一定期間ごとにクエン酸で洗浄するだけでいい。
全く手間がかからないという訳ではないが、細々したパーツを外して洗浄したり、使うごとにフィルターを使い捨てるようなものよりも、格段にシンプルで簡単だ。
さらに、このサイズで木造なら8.5畳(約15平方メートル)まで加湿できるパワフルさもありがたいポイントだ。
水を全て沸かすので電気代はある程度かかる。標準運転の場合は1時間あたり約6円ほどだ。
ただ、温かい蒸気で広い室内もしっかり加湿してくれて体感温度も上がる。使い始めてから暖房の設定温度を2℃ほど下げることができている。
定期的なクエン酸洗浄はマスト
撮影:野口羊
水道水を沸かす以上、どうしてもタンクの底にカルキは溜まってしまう。
そんなときは、クエン酸でカルキを落とす必要があるのだが、これもさほど手間にはならない。
水にクエン酸を加えてスイッチを入れて30分ほど加湿して電源を切る。あとは2時間ほど蒸らした後に水を捨てて、タンクを洗うだけだ。
シンプルで安価な正解アイテム
撮影:野口羊
電源も、電気ポットのようなマグネット式のもので、簡単に着脱ができる。
外出時に電源をつけっぱなしにしてしまうのが心配なアイテムだが、これなら簡単に元から電源を切ることができる。
このタイプの加湿器では象印のものが有名だが、高機能な分価格も2万円近くする。
水を全部沸かして加湿できれば良いだけのアイテムと考えれば、シンプルで安価な山善の加湿器は、一つの「正解アイテム」と言えると感じた。
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