先月、Appleシリコンを搭載したMacシリーズが発表されその性能が話題となったが、今年中にさらにAppleの新製品が発表される予兆が確認された。以前から特許情報が相次いで明らかになっている折りたたみ式iPhoneに関する新情報も届いた。
12月8日に発表されるものは……?
Apple専門ニュースメディア『MacRumors』は3日、アメリカ現地日時の12月8日にAppleの新製品が発表される可能性があることを報じた。この可能性の根拠となるのは、同メディアが「信頼できるソース」から入手した内部メモだ。そのメモはAppleがサービスプロバイダに送ったもので、その内容は12月8日のアメリカ太平洋標準時5:30(日本時間12月8日22:30)にAppleCare関連の変更を計画している、というもの。
Appleは、以前にも新製品発表に前後してAppleCareの変更計画を告知していた。例えば、iPhone 12シリーズの発表イベントが始まった直後のアメリカ時間10月13日の10:00頃に、AppleCareの変更を告知した。また、5:30というタイミングは、Apple新製品に関するプレスリリースが発表されることでも知られている。今年の5月に発表された13インチMacBook Proのプレスリリースがそうであり、ほかには2019年11月発表の16インチMacBook Proもあてはまる。
発表される可能性のある新製品の候補としては、以前より噂の絶えない忘れ物タグ「AirTags」、Apple純正のヘッドフォン、そしてゲームコントローラーが付属したApple TVが挙げられている。もっとも、発表される信憑性の高い製品はどれひとつとしてない。
MacRumorsは、新製品が発表されたとしても発表イベントが開催される可能性は低いだろう、とも付け加えている。
折りたたむのはiPhoneだけではない
Apple専門ニュースメディア『appleinsider』は4日、以前から数々の特許情報が伝えられる折りたたみ式iPhoneに関する新たな特許について報じた。明らかになった特許の特徴は、特許書類に添付された画像を見れば一目瞭然である。曲がるヒンジ部分の機構が、時計のリストバンドのように小さい部品が連結しているのだ(トップ画像参照)。
特許文書によると、以上のようなヒンジ機構は曲がる動作だけではなく、スライド、スクロール、そしてその他のディスプレイの挙動をも実現する。こうした機構により大きな画面のディスプレイを物理的には小さいサイズで提供できる、とも説明されている。
特筆すべきは、以上のヒンジ機構がiPhoneだけに応用されるわけではないことだ。特許文書では新しいヒンジ機構が応用される製品として、iPhoneのほかに時計のリストバンド、ノートPC、メガネ、そしてゴーグルを挙げている。
折りたたむ機構を組み込む製品事例として挙げられているメガネとゴーグルは、Apple製ARメガネ(AppleGlassと呼ばれることもある)とApple製VRヘッドセットのことと考えられる。AppleはARメガネを長年にわたって開発していることはよく知られており、VRヘッドセットに関する特許も出願している。今年の5月にはVR企業を買収しており、Appleは水面下でVR事業の展開も画策していると見られている。
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December 05, 2020 at 05:00AM
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来週のApple新製品発表がプロバイダへのメモで発覚? 折りたたみ式iPhoneの特許も判明 - リアルサウンド
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