「アマゾンの反トラスト・パラドックス」――。2017年、エール大法科大学院の27歳の学生が発表した論文が法学分野としては異例の"ベストセラー"となった。従来の反トラスト法(日本の独占禁止法に相当)の枠組みに真っ向から反論し、巨大IT(情報技術)企業アマゾン・ドット・コムへの規制を主張。論争を巻き起こした。筆者はリナ・カーン(31)。いまや政界やビジネス界も注目する新進気鋭の法学者だ。
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