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日経平均反落、配当落ち重荷 ドコモは買い気配 - 日本経済新聞

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29日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比77円80銭(0.33%)安の2万3433円82銭で前場を終えた。きょうは9月末の配当権利落ち日にあたる。日経平均の配当落ち影響度(約142円)を考慮すると、実質は前日終値を64円ほど上回った。

前日の欧米株高やきょうの上海総合指数が堅調に推移しているのを支えに株価指数先物に買いが入り、日経平均は朝方から次第に下げ幅を縮小する展開となった。インデックスファンドや年金基金などが配当再投資を目的とした買いを入れる動きもあるようだ。ソフトバンクグループ(SBG)やファストリの堅調ぶりが目立った。前日の米市場で半導体関連株が買われた流れで東エレクアドテストも上昇した。

半面、米大統領選に向けたテレビ討論会を米国時間29日に控えた様子見ムードから積極的な買いを見送る投資家も少なくなかった。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆598億円、売買高は5億2370万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1417と、全体の約65%を占めた。値上がりは677、変わらずは65銘柄だった。

KDDIテルモ塩野義エーザイが下落した。一方、ファナック安川電スズキが上昇した。NTTドコモは買い気配のまま前場を終えた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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