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「WRC」参戦はビジネスに直結 トヨタが「ラリー」を推す背景 - livedoor

トヨタが推す理由のひとつは復活するラリージャパン成功のため

 トヨタがいまラリー推しなのは当然、今年ラリージャパンが復活するからだ。2020年11月19日〜22日、愛知県と岐阜県を舞台にWRC(世界ラリー選手編)第13戦「ラリージャパン」が開催される予定だ。実現すれば、10年ぶりの復活となる。

 ただし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今季WRCは第3戦メキシコ以来、シリーズは休止に。世界的にモータースポーツの中止や延期が相次ぎ、いわゆる第二波・第三波に対する懸念が世界各国に広がるなか、世界的イベントであるWRCが日本再上陸するかは、今後の社会情勢をしっかり見守る必要がある。

 最近では、トヨタを含めてメーカーやレース主催者が、eモータースポーツ開催を行っており、モータースポーツの新しい可能性を示唆している。だが、やはりモータースポーツは実戦の迫力が一番。日本でのWRCマシンの激走を生で観たいと思っているラリーファンが大勢いる。ラリージャパン関係各位はさまざまな課題に直面していると思うが、11月に無事実施されることを祈りたい。

ラリーへの参戦は自動車ビジネスに直結する

 そもそもラリーという競技は、自動車メーカーがさまざまな自然環境のなかで自社製品の性能を試す良き機会として捉え、ワークス活動として、またはプライベーダ―を支援するかたちで参戦してきた。

 古くから、モータースポーツはメーカーにとって、走る実験室、走る広告塔、また社員の士気を高めるためなどが目的とされてきた。なかでもラリーは、F1やスーパーGTなどのロードレースと比べると、使用するマシンが量産ベース、または量産車に近いことで、量産車の実売に直接影響を及ぼしてきた。

 その筆頭は、スバルWRXであり、三菱ランサーエボリューションであり、近年ではレギュレーション上、いわゆるホットハッチが参戦マシンの主流となり、その代表格がGRヤリスである。

 トヨタとしては、ル・マン24時間やニュルブルクリンク24時間レースとは別の視点で、WRCを捉えていることは間違いない。日本でもヴィッツから改名したヤリスを、改めてトヨタの世界戦略車の中核として捉え、さらにGRというトヨタの企業としての攻めの姿勢を明確にする。

 一方で、WRCのコストパフォーマンスについても精査している。近年、F1参戦費用が高騰し、コロナ影響もありF1は来期からの参戦コスト大幅縮小を掲げているが、WRC参戦費用と比べると大きな差がある。

 いまのトヨタのように、GRヤリスという量産モデル市場導入が明確になっており、ヤリスファミリー全体に対する実売効果があり、かつ企業イメージアップにつながるWRCのコストパフォーマンスはとても高い。トヨタとともにWRCを戦う韓国ヒュンダイとフォードにとっても、トヨタと同様の発想を持っているはずだ。

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June 14, 2020 at 04:00PM
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