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Arm版Mac、Boot Campはどうなる? MSが「Arm版Win 10は(現時点では)提供できない」と回答 - Engadget日本版

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アップルは、MacをIntelプロセッサからArmベースの独自チップ「Apple Silicon」に移行することを正式発表しました。それに伴い注目を集めているのが、ほぼIntelプロセッサ前提だったBoot Camp(MacにWindows 10をインストールし、起動の際にmacOSとWindowsを切り替えられる機能)のゆくえです。

その選択肢として有力視されているのが、Apple Siliconと同じCPUアーキテクチャを対象としたArm版Windows 10のインストールです。この点につきマイクロソフトが、将来への含みを持たせた回答をしたことが報じられています。

海外テックメディアThe Vergeが同社の広報に問い合わせたところ「弊社はArm版Windows 10をOEMにのみライセンスしています」と回答されたとのことです。

さらにArmベースのMacでBoot Campを可能とするためにこのポリシーを変更する予定があるかどうかとの質問に対しては「現時点ではそれ以上お答えできることはありません」と述べられています。

アップルはMSと緊密に協力し、今年後半に発売予定の初ArmベースMac上でもOfficeが動作するよう作業を進めています。が、現状ではBoot Campについては一切言及しておらず、今後存続するかどうかも明らかにしていません。

もしもArm版Windows 10が技術的にはBoot Campでインストール可能としても、上記のライセンス上の問題が立ちはだかります。すなわち記事執筆時点では同社のポリシーは「Arm版Windows 10はプリインストール用にPCメーカーにライセンスするだけで、個人が自由にインストールできる製品やライセンスは提供していない」ために、一ユーザーがArm版Windows 10を単独で入手できる販路はないわけです。

ただし逆にいえば、MS側の回答はかなり曖昧であり、また「技術的に不可能」とも言っておらず、将来的になんらかの続報をもたらす可能性が残されているとも言えます。

実際のArmベースMacが発売されるまでには数か月もの猶予があり、その間に他のサードパーティと同様にMSもApple Siliconへの適応に取り組むと推測されます。

単にArm版Windows 10を一般ユーザーに提供する手段については、「アップルがMac App Storeで売ればいい。MSもBoot Campで使われているWindows 10のほとんどは違法コピーだと確信しているだろう」(個人の意見です)との奇策を唱える声もあります

その一方でアップルは、「Mac上でWindows 10アプリを動かす」手段となっていたx86_64コンピュータプラットフォーム仮想化アプリにつき、実質的に(少なくともRosetta2を介しては)動作しないと公表しています。すなわちParallelsやVMwareといった定番のWindows仮想化アプリは「記事執筆時点では」動作しないことになります。

とはいえ、その後Parallelsは「アップルと連携し、Apple Silicon搭載のMacに仮想化機能を提供へ」と発表しています。かたやVMwareも次期macOS Big Sur互換の「技術プレビュー」を7月の早い時期に公開すると予告。ただし、両社ともWindows 10には一言も触れておらず、今後の動静を見守りたいところです。

Source:The Verge

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