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ワープロのデータ保存用として使われた2インチフロッピー「2inch Data Disk」:スイートメモリーズ File010 - Engadget日本版

removable media

[名称] 2inch Data Disk(VIDEO FLOPPY)
[種類] 磁気ディスク
[記録方法] 磁気記録
[サイズ] 約47mm(実測)
[容量] 1MB
[登場年] 1987年頃~

今や淘汰された懐かしの記録メディアたちに光を当てるこの連載企画では、ゆるっと集めているリムーバブルメディア・ドライブをふわっとご紹介していきます。

「2inch Data Disk」は、1981年にソニーが発表した「VIDEO FLOPPY」をデータ用として転用したフロッピーディスク型メディア。後々まで長く利用された3.5インチFDと似たシャッター付きの磁気ディスクです。

元となったVIDEO FLOPPYは、デジタルカメラのご先祖様となるスチルビデオカメラ用のメディア。今のデジカメのようにデジタル画像をデータファイルとして保存するのではなく、アナログビデオの静止画を1コマだけ保存するといった感じの方式でした。そのため、記録されている静止画もアナログデータ。VIDEO FLOPPY1枚で50枚の静止画が保存できました。

2inch Data DiskはこのVIDEO FLOPPYをデジタルデータ保存用として利用したもの。物理的には全く同じものとなるため、フォーマットすればどちら用としても利用できました。対応機器としてはソニーのワープロ「PRODUCE」シリーズのほか、ワープロのデータをPCへと移行するため、PC-9801シリーズ用のドライブ「PDD-150」が発売されています。

サイズは「2inch」と名前に入っている通りコンパクト。一般的な3.5インチFDと比べると、その小ささがよくわかります。

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表面にある「VF」の文字は、これがVIDEO FLOPPYだということの証拠です。この連載ではデータ用のメディアを扱うと決めているため、わざわざ「PD-1」というデータ用のメディアを掲載しています(たぶん、ワープロのシリーズ名「PRODUCE」にちなんでいると思われます)。これ以外に、同じソニーの「Mavipack MP-50」というスチルビデオカメラ用のメディアも入手していますが、それはまた別の機会があればということで(色違いなだけですしね)。

金属シャッターにはロック機構があり、3.5インチFDのようにスライドするだけでは開きません。なお、このシャッターは閉じるためのバネがないので、シャッターの開け閉めは完全にドライブ側に頼っていたようです。

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サイズこそ小さいものの、磁気ディスクを使っているというのが見えると、FDの一種なんだなと実感しますね。

この頃のメディアは消去防止用の機構があるのが一般的で、当然、この2inch Data Diskにもあります。それが裏面下部にある小さなツメ。これを折ることで、書き込み禁止にできました。なお、このツメはドライブが物理的に検出するので、ここにシールを貼れば再度書き込み可能になります。

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2inch Data Diskはソニーがワープロ用として採用したものの、すでに5.25インチや3.5インチのFDが広く使われていたこともあり、他社でデータ用として採用されることはありませんでした。

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