通話よりも定額のデータ通信サービスで定番となっていた、ウィルコムのPHS。すでに提供していたデータ通信「W-OAM」の変調方式を変更することで、通信速度を最大512kbpsにまで引き上げたサービスが「W-OAM type G」でした。
2013年、ワコムが「Cintiq 13HD」を発売
2016年、HTCがVRヘッドセット「HTC Vive」を発売
2018年、Ankerが「2.4GHzワイヤレスキーボード&マウスセット」を発売
この高速データ通信サービスが開始されたのが、2007年の今日です。2007年といえば、イー・モバイルによる定額かつ低価格なデータ通信サービスが3月末から開始された年。それまでPHSが有利だった、定額データ通信の領域が脅かされ始めた頃です。PHSのデータ高速化が急務となっていただけに、料金据え置きで約1.25倍となる512kbpsの通信速度を実現したW-OAM type Gの開始は、朗報となりました。
W-OAM type Gに対応したデータ通信カードとして発売されたのが、ネットインデックス製の「AX530IN」です。速度は最大512kbpsでの開始となっていますが、実は後に800kbpsにまで向上しています。
当初512kbpsとなっていたのは、PHSの基地局回線に使われていたISDN網がボトルネックとなっていたためです。これをIP化することにより、800kbps化を実現しました。
4月5日のおもなできごと
2007年、ウィルコムが「W-OAM type G」サービスを開始2013年、ワコムが「Cintiq 13HD」を発売
2016年、HTCがVRヘッドセット「HTC Vive」を発売
2018年、Ankerが「2.4GHzワイヤレスキーボード&マウスセット」を発売
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