このご時世ですから...。
最近、『あつまれどうぶつの森』に夢中な海外インスタグラマーたちをよく見かけます。私が友達の家で初めて『どうぶつの森』で遊んだのは小学生のとき。もう20年近く愛され続けている人気のシリーズです。
いっぽうで、たった5分プレイして心が折れたという米GizmodoライターのAlex Cranz。なんでも、ゲームのストーリー設定がツラかったんだそうです。一体なぜなのか、共感できる人はいるのか......彼女の言い分がこちら。
現実逃避って、大事ですよね。擬人化された動物たちの世界に入り込む『あつまれどうぶつの森』は、まぎれもなく世界からのバーチャルエスケープになると思います。
飛行機に搭乗する準備ができたら、そのことをタヌキたちが知らせてくれて...このゲームには、小さな生き物たちに癒されようっていうねらいがあるのかもしれません。ただ、私にはそれができませんでした...。
気になるタヌキの権力
これまで『どうぶつの森』シリーズとまったく縁がなかったわけじゃないんです。15年前は友達が数時間くらい遊んでいるあいだ、ゲームには参加せずウォッカの水タバコを吸っていました(真似しちゃダメなやつですね)。ニンテンドーDSやモバイル版でやってみたこともあるんですけど、最初から最後まで擬人化されているキャラクターたちが気になりました...。
デジタルなリズムで話をする動物たちの世界で、人間として果物や虫や岩を集めたり、ものをつくったり。でもタヌキたちに巨額の借金をして、返済のために昼夜働くという物語設定が一番ツラく感じます。
fuck this guy pic.twitter.com/dkvlJj7dBO
— ???? ????? (@alexhcranz) March 25, 2020
現実世界のリマインド
私たちが暮らす現実世界は、権力のある資本家たちによって動いているところがあります。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を考慮して、アメリカでは現金ひとり1,200ドル(約13万円)の給付が発表されました。景気刺激策とはいえ、それで人々が数カ月暮らせると思っているのか分かりません。
人間社会には、そういう"タヌキたち"がたくさんいます。だからこそ、このゲームで改めて現実を突きつけられるのがツラいんです。『あつまれどうぶつの森』だけじゃなく『シムピープル』や『スターデューバレー』などのシュミレーションゲームもまた、朝起きて働いて...という日常を映し出しています。そんななかでも『あつまれどうぶつの森』に関しては、タヌキたちとの不本意で長期的な金銭のやりとりから現代社会の構図をより身近にリマインドしてくる気がしてしまうんです。すでに、多くの人が家賃の凍結を要求している現実がありますから...。
「もうちょっと遊んだらどう?」
というわけで5分間プレイして、借り地にテントを立てただけでもうツラくなりました。
友達や同僚からは「もうちょっと遊んでみて」と迫られたし、米Gizmodo編集長のKelly Bourdetには「せめて1週間遊んでから記事を書いて」って言われたんですけどね。彼らによれば、このゲームの楽しいところは実生活の友達が作った島にシームレスに行き来できて遊べることらしいです。
たしかに、不要不急の外出制限が呼び掛けられる今、こういうゲームはアリなのかもしれません。でも自分が奴隷のように存在している島に、本当にみんな来たいのかな...って、斜に構えすぎでしょうか?
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March 27, 2020 at 10:00AM
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『あつまれどうぶつの森』レビュー:タヌキに借りを返さないといけない構図がとにかくつらい - ギズモード・ジャパン
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