ガソリン
北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。需要が低迷している。新型肺炎の感染が拡大している影響で、アジアだけではなく、欧米地域でもガソリンの需要が減退している。足元市況の弱さを背景に、シンガポールの先物市場では4月と5月限の格差は1.50ドルの期先高へ拡大している。中国石油1社は25日、4月29~30日華南積みの92RONガソリンMR船型をスポット販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し1.35ドルのディスカウントと伝えられた。
ナフサ
アジアでは、ナフサのクラックマージンが急速に悪化。このため製油所がナフサの供給を減らす可能性がありそうだ。一方、アジアのトレーダー筋は、「ナフサ価格が安いので、割安感からナフサの調達を増やす動きが増えるかもしれない」とみている。また、 このところのナフサ安によって、エチレンクラックマージンは改善している。ただ、「石化製品の需要自体は弱い。製油所の減産でナフサの供給が減っても、それ以上にナフサの需要減少が進んでいる」(アジアの石油会社)という。別のアジア市場関係者は、「5月前半着のオープンスペック品は、日本着に換算するとディスカウント水準に下落した印象。足元の市況下落が顕著で、インターマンススプレッドもコンタンゴになっている」と伝えている。
中間留分
北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は需要不振を受けて下落した。新型肺炎の感染拡大が続き、積極的に0.001%S軽油を調達する動きは乏しい。売り手が唱えを引き下げて商談に応じざるを得ない状況だ。市場関係者によると、韓国の売り手が、4月末積みMR船型1カーゴの0.001%S軽油を販売。価格はFOBベースでシンガポール市況に対し1.50ドルのディスカウントという。一方、北東アジア域内の石油各社は減産等もあり、輸出余力は多くない。日本の元売り1社は、ターム、スポット分を合わせて4月の輸出玉は5カーゴ程度に留まりそう。例月は10カーゴ以上となる。「カーゴ数が減っても、需要が弱く、相場に下押し圧力が強まっている」(トレーダー)との声が聞かれる。
重油
韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は下落。アジア域内では、需要減少を背景に石油会社が減産を続けているものの、比較的採算性の高い0.5%S重油については増産体制を整えているという。このため韓国積み0.5%S重油市況に供給引き締まり感はみられない。韓国では、現代オイルバンクが4月に製油所の定修を予定しているほか、GSカルテックスも減産、SKエナジーは製油所の稼働率を15%程度低下させているもよう。また、中国積み0.5%S重油に対する買唱えが、FOBベースでシンガポール市況(0.001%S軽油)に対し80ドルのディスカウントで聞かれたものの、売り手が想定する価格との格差が大きく、成約には至らなかったもよう。
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March 30, 2020 at 05:06AM
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アジア石油製品=3月23~27日:ナフサクラックマージンが急速に悪化|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発
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