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『ファイナルファンタジーVII リメイク』について知っておきたい10のこと - IGN JAPAN

『ファイナルファンタジーVII リメイク』が発売されるまで残すところ約2カ月。非常に注目されているタイトルだが、PS4独占であることや、あくまでミッドガル脱出までを描く作品であることなど、意外にもユーザーに伝わっていないことも多いようだ。2月14日現在、本作について知られている基本的な情報を簡単におさらいしていこう。


1. ミッドガル脱出までを描く分作である

 

『ファイナルファンタジーVII リメイク』というタイトルだが、本作は1997年の「FFVII」のすべてをリメイクするわけではない。オリジナルの最初の約5時間に相当するミッドガル脱出までを描く作品となる。「Part 1」というタイトルがついていればわかりやすかったが、分作となるので、ミッドガルを脱出した後の物語は次回作で語られるわけだ。なお、スクウェア・エニックスはすでに2作目の開発を始めているという。

2. 通常のFFと同じくらいのボリュームのゲームになる

ミッドガル脱出がオリジナルで5時間程度の体験ならすごく短いゲームになってしまいそうだが、スクウェア・エニックスによると『ファイナルファンタジーVII リメイク』は通常のFFシリーズの作品と同じボリュームになる。具体的にどう膨らまされるかはまだ不明だが、スクウェア・エニックスは「世界やキャラクターを以前よりもずっと深く描く」としている。

3. パッケージ版はディスク2枚組で販売予定

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ボリューム関連の話題で言うと、本作のパッケージ版は最近では珍しい2枚組のBlu-rayディスクで販売されることがわかっている。オリジナルはディスクが3枚あったのかもしれないが、それは違う時代の話だ。PS4のタイトルでディスクが2枚のゲームといえば『レッド・デッド・リデンプション2』くらいだが、同作のデジタル版は100GB以上となっている。デジタル版の購入を検討している人は、今のうちにPS4のハードディスクを空けておこう。

4. 最初の1年はPS4の独占タイトルとして販売される

PS4のパッケージ版やデジタル版の話はいいが、他のプラットフォームはどうなっているのか? 実を言うと、『ファイナルファンタジーVII リメイク』はPS4の時限独占タイトルだ。4月10日の発売から1年間、他のプラットフォームでは発売されない。2021年4月10日からは他のプラットフォーム向けに展開される可能性があるわけだが、それについても具体的なことはまだわかっていない。PCやマイクロソフトの次世代機であるXbox Series X、さらにPS5あたりは期待できるかもしれない。

5. オリジナルにいなかった新キャラクターも登場する

ローチェ

『ファイナルファンタジーVII リメイク』のトレーラーにはオリジナルに登場しなかったキャラクターが複数いる。例えば神羅カンパニーの異端のソルジャー3rdであるローチェが印象的で、バイクとスピードに目がなく、スピードジャンキーと呼ばれているらしい。ミッドガルをバイクで脱出するイベントではきっとクラウドたちの前に立ちはだかるだろう。このように、メインストーリーもより豊かなものになっているようだ。

6. サイドクエストも充実?

 

メインストーリーはもちろん、サイドクエストもオリジナルより充実しているようだ。「なんでも屋」というクラウドの元々の設定を活かして、ミッドガルの住民から様々なクエストを受けることができる。さらに、七番街スラムにいる神羅カンパニーの15歳の研修生「チャドリー」からは「バトルレポート」という特殊なクエストも受注でき、こなすことでマテリアを開発・販売してもらえるようになる。こういったクエストもミッドガルでの暮らしをより充実されてくれると信じたい。

7. バトルシステムはコマンドとアクションの融合

物語やキャラクターがどのように膨らまされるかはなんとなくわかったけど、バトルはどうなるのか? オリジナルはコマンドバトル(アクティブタイムバトル)だったが、昨今のFFはアクションよりのバトルシステムが多い。そこで、スクウェア・エニックスはコマンドとリアルタイムアクションを融合するという、新旧の面白さを合体したようなバトルシステムを採用している。クラウドを始めとしたパーティメンバーをリアルタイムで動かして、攻撃させることで「ATBゲージ」をためていく。満タンになると時間の経過が遅くなる「ウェイトモード」に入り、コマンドバトルの要領で技や狙う敵を選んで攻撃することができる。

8. コマンドだけ、あるいはアクション主体でも楽しめる

普通のコマンドバトルがいい! あるいは、時間を止めずにスムーズなアクションを楽しみたい、という人もいるだろう。実はバトルの難易度を「クラシック」にすると、アクションパートが自動で行われるようになり、プレイヤーはコマンドを選択していくだけになるので、実質コマンドバトルとほとんど変わらない感覚でもプレイできる。さらに、アクション好きはショートカットを登録すれば、「ウェイトモード」に入らずに1ボタンで技を選択できる。「キングダムハーツ」のバトルシステムに近い感覚で、アクションのリズムを崩さないまま戦略性の高いアクションが楽しめそうだ。

9. マテリアとリミットブレイクは健在

ダメージを受けるとゲージが溜まり、満タンになると発動できる「リミットブレイク」という必殺技、武器や防具に装備すると新しい魔法やアビリティが使えるようになる「マテリア」という「FFVII」を代表するシステムはリメイクでも健在だ。さらに、武器に秘められた「コアマテリア」や武器ごとに存在する固有技「武器アビリティ」といった新要素もある。コアマテリアはスキルポイントを使用することで武器を強化でき、武器アビリティは使用することで熟練度が上がるという仕組みだ。

10. クラウドの女装はちゃんとある

 

オリジナルのミッドガルで印象に残った場面は人それぞれだと思うが、多くの人にとって忘れられないイベントとなったのはクラウドの女装だろう。当時は粗いポリゴンでコミカルな作りになっていたわけだが、PS4のリアルなビジュアルで説得力を持たせることは難しそうに思えた。しかし、スクウェア・エニックスは早い段階から「クラウドの女装は入る」と断言しており、先日公開された「テーマソング発表記念Trailer」では女装したクラウドがミッドガルの六番街スラムの商店街「ウォールマーケット」を歩いているところを確認できる。蜜蜂の館で化粧を施され、オリジナルで見覚えのない男性キャラクターと一緒に踊って恐ろしいくらい近い距離になるカットシーンも印象的で、クラウドの女装イベントがオリジナルからさらに膨らまされているとわかる。


『ファイナルファンタジーVII リメイク』は4月10日にPS4で発売予定だ。価格はパッケージ版/デジタル版共に8980円(税別)だ。

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February 14, 2020 at 12:39PM
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