Apple Watchのロック解除方法は、今のところ2つ。1つは本体にパスコードを直接入力すること、もう1つはペアとなっているiPhoneをロック解除することですが、いずれもさほど便利とはいえません。
それを改善できる可能性ある手段の1つとして、アップルがデジタルクラウン(本体側面にある竜頭型のコントローラー)に指紋認証のTouch ID機能を備えられる特許を申請したことが明らかとなりました。本特許は2018年11月に米特許商標庁(USPTO)に出願され、今月6日(米現地時間)に公開されたもの。アップルの特許情報に詳しいPatentlyAppleが発見して報告しています。
本特許の文書にある「電子時計」の定義は、「電子時計の側面を構成するハウジングと、ハウジングに結合され、電子時計の前面を規定する透明カバーとイメージセンサー、ハウジングの側面から延びているクラウンおよび撮像面を含む。クラウンは、撮像面と接触している物体の画像をイメージセンサー素子上に向けるように構成された光誘導機能を含んでもよい」とされています。
かなり曖昧な特許らしい言葉で書かれていますが、要は本体の「電子時計」はApple Watchのようなデバイスであり、そちらには光学センサーが内蔵される。そしてクラウン側には接触した物体の画像(指紋など)をセンサーに誘導するしくみを仕込めるということです。
さらに後の方には、もう少し具体的な記述があります。「分析される特徴としては、ユーザーの肌の特徴(指紋、毛包など)、または任意のオブジェクトに関するその他の光学的に検出可能な特徴、テクスチャ(表面の質感)、表面の不規則性、画像などが含まれます。このようにしてデバイスは、皮膚(例えばユーザーの指または手の皮膚)、スタイラス、手袋をはめた指、または光学的に検出可能な特徴を備えた他の適切な物体に反応できます」とのこと。手短に言えば、ユーザーの指紋や肌の特徴が画像データとして得られるわけです。
そうして取得されたデータは「保存された画像」と照らし合わせた上で分析する、すなわち指紋認証としても機能しうるということです。ただし、iPhone SE等のTouch IDは静電容量式であるのに対して、こちらは光学式となり方式が異なります。
アップルのようなハイテク大企業は毎週のように特許を申請ないし取得しており、そのうち製品化にいたるものはごく一部に過ぎません。とはいえ、Touch IDを備えたApple Watchは上記のパスコード、あるいは母艦のiPhoneをロック解除するよりは便利となるはずであり、同社が研究開発を進めている可能性は低くはないと思われます。
次世代iPhoneの少なくとも1つに画面内指紋センサー採用を協議との噂や、iPhone SE2 Plus(仮)の側面に配置された電源ボタンにTouch IDが統合との予測もありました。最近のiPhoneはFace IDが主流となっていますが、今後はTouch IDが盛り返していくのかもしれません。
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February 08, 2020 at 04:39AM
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