ブラウザエンジンのChromiumをベースに開発されているGoogleのウェブブラウザ「Chrome」が、Chrome経由でPCで利用可能なChromeアプリのサポートを段階的に終了していくことを発表しました。
Chromium Blog: Moving Forward from Chrome Apps
https://blog.chromium.org/2020/01/moving-forward-from-chrome-apps.html
Chromeアプリが最初にリリースされたのは2013年のこと。それ以降、Chromeアプリは大幅な進歩を遂げており、プラットフォームに豊富な新機能を提供してきました。ChromeアプリはChrome向けに提供されているアプリですが、Chromeが使用しているブラウザエンジンのChromiumを使うブラウザは、Chromeの他にもMicrosoftのEdgeなど複数存在します。そこで、Chromeの開発チームは最新のすべてのウェブブラウザでPWAのようなオープンウェブ標準技術を活用したアプリに移行するとのこと。
それに伴い、Chromeアプリのサポートが段階的に終了する運びとなります。
Chromeの開発チームはChromeアプリのサポート終了に関するスケジュールを発表しており、以下の通りになっています。
2020年3月:Chromeウェブストアが、新しいChromeアプリの受け入れを停止。開発者は2022年6月まで既存のChromeアプリのアップデートが可能。
2020年6月:Windows、Mac、LinuxでのChromeアプリのサポートを終了。Chrome EnterpriseもしくはChrome Education Upgradeを持つユーザーは、2020年12月までサポートを延長するポリシーにアクセス可能。
2020年12月:すべてのユーザーのWindows、Mac、LinuxでのChromeアプリのサポートを終了。
2021年6月:NaCl・PNaCl・PPAPIという3つのAPIのサポートを終了。
2021年6月:Chrome OSでのChromeアプリのサポートを終了。Chrome EnterpriseもしくはChrome Education Upgradeを持つユーザーは、2022年6月までサポートを延長するポリシーにアクセス可能。
2022年6月:すべてのユーザーのChrome OSでのChromeアプリのサポートを終了。
Chromeアプリのサポート終了は、Chrome拡張機能とは一切関係がありません。Googleは今後も既存のすべてのプラットフォームでChrome拡張機能のサポートおよび投資を続けるとしており、「拡張機能の堅牢なエコシステムを育成することは、Chrome開発チームの使命にとって重要です。すべてのユーザーのブラウジングエクスペリエンスをカスタマイズするための便利な拡張機能プラットフォームを今後も提供していくことに取り組んでいきます」と記しています。
なお、その他の詳細やFAQなどは、Chromeアプリの移行に関する情報をまとめた以下のサイトで更新されていきます。
Transitioning from Chrome Apps - Google Chrome
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