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Amazonで約7万円で買った15.6インチの「Acer Swift 5」はデスクトップ並に仕事が出来るモバイルだった|ベストバイ2019 - Engadget 日本版

なぜ重度のモバイラーでもないのにモバイルPCを何度も買うのかといえば、コレ1台で満足できるというデバイスに出会えていなかったからです。

その一方で、3年前に買った15インチMacBook Proは今なお家でのデスクワークにて現役で、主役の座を譲ろうとはしません。処理速度も画面の広さも必要にして充分、トラックパッドの操作も便利というか依存性があり(筆者個人の見解です)コレしかあり得ない。

しかしモバイルPCは、どれも微妙にコレジャナイ。ただ画面が広い、重量が軽い、アプリの動作が快適かだけではなく、リュックに入れたときの背負い心地や、行きつけの場所の机に置いたときの使いやすさなど、評価軸のパラメータが多いということでしょう。

そうした筆者の小うるさいニーズを満たしたのが、Swift 5でした。14型級のボディに15.6型IPSフルHDディスプレイを搭載、それでいて1kgを切る驚異の軽さ。矛盾しそうな「大きくて軽い」の両立は極小ベゼルにより実現され、いかにも今どきのマシンです。

スペックは、プロセッサーにWhiskey Lake世代のIntel Core i5、メモリ8GB、NVMe SSD(512GB)、OSは64bit版のWindows 10 Home、そして10点タッチ対応。本体サイズは画面なりにデカいとはいえ薄型で、いかにも日本で好まれそうなタイプです。これがアマゾン価格で約9万7500円......に2割引クーポンで約7万8000円(11月3日当時)。誰だって買うでしょう?

なぜこれほどの逸材が、ノートPC市場の覇権を握っていないのか。おそらく、それはAcerのPCが日本では今ひとつメジャーになりきれていない(いいモバイルPCを何台も出しているのに)のと、本体色がチャコールブルーのみで華がないことではないのでしょうか? マグネシウム合金のボディは軽さと堅牢さを備えているが、一昔前のネットPCのような「実用品」然としています。店頭で目立ちませんよね。
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▲ほとんど同じ重量の12インチMacBookと重ねてみました。スケール感が狂う大きさです。

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▲ポート類は左にUSB 3.0×2とUSB Type-Cが1つ、標準HDMIポートあり。右側には3.5mmジャックを備えています。

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▲外部ポートは大充実。ハブを持ち歩く必要ナシ。

この中でも有り難いのが、USB Type-Cポートの存在です。開封してから真っ先にUSB充電器に繋げてみれば、しっかり充電ができて感動。専用ACアダプターも同梱されていますが、他のデバイスと手軽にUSB電源が共用できたり、モバイルバッテリーから充電できるのはとても有り難い。

キーボードはアイソレーションタイプで、キーピッチは余裕の19mmを確保。15インチ以上となるとテンキーを備えたおかげでキーがひしめき狭苦しい製品もありますが、なくて大正解。おかしな配置や変なピッチもなく、とても使いやすい。BSの横にHomeがあるのは少しアレですが、キーアサインアプリでCtrlとCapsを入れ換えるついでにBS化しました。
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そしてキーボード右下の指紋センサーはWindows Hello対応で、起動時や復帰時のログインはワンタッチ。指先のみを読み取っている感があり、Surface Laptop 2の「画面の前に座ればすぐ顔認証」よりも慣れは必要ですが、 左右の人差し指を登録しておけば「どちらかは認証してくれる」程度の気安さはあります。

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▲ディスプレイを180度開くことも可能。あまり実用的な用途は思いつきませんが。

約2週間ばかり使った総合的な感想としては、まるでデスクトップPCのように仕事ができるモバイルPC。フルHD画面は今となってはそれほど解像度は高くないが、15.6インチもの広さがカバー。ライターという仕事柄、何枚もChromeウィンドウを開きながらテキストエディタを使う場合が多いのですが、13インチ級で感じていた「画面があと数㎝広ければ」の欲求不満がスッキリと解消しました。

10点タッチ対応のディスプレイは、画面の中にあるものを物理的に指で"つかめる"うれしさ。Surfaceのようにスタイラスには対応していないため細かな字や図形を書くことは無理ですが、十分な広さが確保されたタッチパッドと併用すると、操作性がとてもアクティブに強まります。まずガッと窓を指で捕まえて動かし、それからカーソルで範囲指定をしてやる。それが便利かと聞かれると返答に困りますが、「楽しい」ことは間違いありません。

このマシンを衝動買いする前には、実は7インチ〜8.9インチのUMPCを買おうかなとも葛藤がありました。しかし脳裏に蘇ったのは、「手のひらサイズ」に惹かれて飛びついたVAIO Pシリーズと富士通のFMV-BIBLO LOOX Uの2つ。どちらも当時のCPUでフルスペックのWindowsが動かせる「理想」と、動かしたときの「現実」に打ちのめされました......。

そうした動作のネックは、最近の進化したプロセッサの元ではなくなっているはず。ですが、少なくとも自分の使い方では、小さな画面は「可愛い」よりも「使いづらい」が勝ることが2回も身銭を切って証明されています。外では外の使い方があると割りきれるのがモバイラーの適性とすれば、そもそも適性がなさそう。ガマンするのが嫌だ!なんですね。

その点、Swift 5はガマンしなくていい。Webブラウザを数枚開こうがSlackやテキストエディタ、Twitterクライアントを同時起動しようがビクともしない十分なパワーもさることながら、外部ポートの充実ぶりも持ち運びの上での「ガマン」を取り除いてくれます。microSDスロットこそありませんが、USB Type-Cを充電に割り当てても、USB 3.0が2つにHDMIポートもあれば困ることは、たぶんこの先もないでしょう。

おそらく技術的には、競合他社も同等のスペックやサイズかつ重量で作れるはず。でも、作ってくれない。13インチで1.2kg以上もあって「驚くほど軽い」と宣伝してるメーカーもあるぐらいなので、一般には「誤差」に過ぎない軽さと画面の広さをどちらも求める自分のニーズのほうがニッチなんでしょうね。


■関連リンク
Swift 5製品サイト

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December 07, 2019 at 01:17PM
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